米Mozillaは、9月20日(現地時間)にFirefoxの新バージョンとなる「Firefox 49」をリリースした。当初は、9月13日の予定であったが、1週間の延期となった。前バージョンの48からは、8月18日に48.0.1、8月24日に48.0.2がリリースされている。いずれも修正のみであるが、簡単にその内容を紹介しよう。48.0.1では、以下の通りである。

  • いくつかの主要サイトに影響のあった音声に関する不具合
  • JavaScriptエンジンをもっともクラッシュさせていた問題
  • Websenseに起因して起動時にクラッシュする問題
  • e10の有効/無効によって、<select>とマウスイベントが異なる振る舞いをする問題
  • プラグインの問題によってもっとも発生していたクラッシュ
  • Windows:署名されていないアドオンに関する問題
  • 終了時に発生することのある問題
  • WebRTCに起因してクラッシュする問題

48.0.2では、以下の修正が行われた。

  • Windows:Websenseに起因して起動時にクラッシュする問題

したがって、Firefox 49へのバージョンアップは、48.0.2からとなる。本稿では、Firefox 49の新機能などを解説し、検索結果にサムネイル表示などを追加するBetterSaerchアドオンを紹介する。

Firefox 49のインストール

すでに自動更新が行われるが、セキュリティ確保のためにも、手動でアップデートを行いたい。Firefoxメニューの[ヘルプ]→[Firefoxについて]を開くと更新が開始される。[Firefoxを再起動して更新]をクリックする(図1)。

図1 Firefox 49へのアップデート

新規に、Firefox 49をインストールする場合、FirefoxのWebページからインストーラーをダウンロードする(図2)。

図2 Firefoxのダウンロードページ

[Firefox無料ダウンロード]をクリックし、保存したファイルをダブルクリックして、 インストールを開始する(図3)。

図3 Firefox 49のインストール

あとは、画面の指示通りに作業を進めればよい。以降で、Firefox 49の新機能や変更点を見ていこう。