純粋に写真撮影を楽しむ以外に、iPhoneのカメラをメモ代わりに利用している人は多い。シャッターを押すだけで、レシートやチラシなどをデジタル化できるので、日々の記録に重宝する。より高品質に記録するためのアプリが数多く登場していることからも、メモとしてのニーズの高さがうかがえるだろう。

そこで今回紹介するのは、PFUが発売した「SnapLite」という製品だ。簡単に言えば、iPhoneをドキュメントスキャナとして利用するためのLEDライト付きスタンドだが、もちろんただのスタンドではない。Bluetoothを内蔵し、iPhoneをリモート操作できるスマートな機能を持つ。スキャンをしないときは普通の照明として使えるという、実にユニークな特徴もある。さっそく見ていきたい。

SnapLiteとiPhone 5s

パッケージには、本体と電源ケーブル、簡単な説明書が付属している。中身を取り出して、電源ケーブルをコンセントに差し込めば設置完了だ。SnapLiteの「デザイン」に関する部分はすべて、クリエイティブユニットの「TENT」(治田将之氏と青木亮作氏)が手がけている

SnapLite本体(スタンド部分)には、LEDライトを点灯するための電源スイッチと、リスのイラストが描かれたスイッチが用意されている。どちらもタッチ式で、軽く触れるだけで反応する。本体の上部にはiPhoneを置くスペースがあり、傾斜と大きさがミソ。

SnapLiteの本体。見た目はシンプルでお洒落なLEDスタンドライト

ライト部分には2つのLEDが埋め込まれている。スタンド部分の電源スイッチを押すたびに、電球色(黄色/2,700K)、昼白色(白色/5,000K)、消灯と入れ替わる。iPhoneアプリからは5段階の調光も可能

iPhoneを置くと、カメラ部分がちょうどはみ出るようになっている。厚みのあるiPhoneケースを装着したままでも問題ないが、充電ケーブルをつないだままだとぐらぐらして収まりが悪いので、充電中に使うのは避けたほうがいいだろう。対応機種はiPhone 5/5s/5cで、iPod touchは対応していない。ちなみに、SnapLiteの本体下部には、iPhoneなどを充電できるUSBコネクタが用意されている。出力が5V/2.1Aなので、iPadも充電可能だ。

SnapLiteの本体上面には、iPhoneを置くためのスペース。iPhoneを置くと、カメラ部分がはみ出る

電源ケーブルは着脱式でACアダプタを利用する。充電用のUSBコネクタもある