Windows 8の新しいスタート画面は嫌いではないが、デスクトップにスタートボタンがないのは困るという人に試してほしいのが、今回の「Start Menu Reviver」(スタートメニューリバイバー)だ。Windows 8のモダンUI風のデザインを採用し、スタート画面とデスクトップで、統一性の取れた使い勝手を実現する。

Windows 8にスタートボタン/メニューを追加するツールたち

Start Menu 8

Classic Shell J

秀丸スタートメニュー

スタート
メニュー X

Pokki for
Windows 8

Start Menu
Reviver

Start Menu Reviverは日本語対応だ。インストールすると、何やら見覚えのあるタイル状のアイコンが表示される。メニューは2カラムになっていて、左側のサイドバーには「設定」「ネットワーク」「最近の」といったメニューがある。また、メニューの右端にカーソルを動かすと、拡張メニューが開く。拡張メニューでは、Windowsのストアアプリを含めて、すべてのアプリケーションを探せるようになっている。

インストールするとウェルカム画面が表示され、日本語で読める

拡張メニューには、すべてのアプリケーションが表示される。アイコンをドラッグ&ドロップすればタイルに追加できる

メニューを切り替えることで、目的のアプリへすばやくアクセスできる

見た目だけでなく、使い勝手もWindows 8のモダンUIに似ている。タイルのアイコンはドラッグで好きな場所へ移動できるし、拡張メニューからアプリのアイコンをドラッグ&ドロップすれば、好きなアイコンを登録可能。アプリだけでなく、ファイルやWebサイトなどもURLを指定することで追加できる。

タイルのサイズは自動で変化し、大きなタイルにほかのタイルを重ねてドロップすると、自動で小さなタイルに分割される。タイルは最高で32個まで利用可能で、これくらいあれば不足することはないだろう。

URLを登録することで、Webサイトを登録することも可能だ

「設定」メニューをクリックしたところ。コントロールパネルなどにもアクセスできる

キーボードからタッチ操作に移行するためのメニューアプリ

デスクトップ左下のスタートボタンを右クリックし、メニューの「設定」を選択すると、設定画面が表示される。ここでは、メニューのサイズや色の組み合わせなどを変更可能だ。また拡張メニューは、デフォルトですべてのアプリケーションが表示されるようになっているが、「マイドキュメント」など別のフォルダを表示するようにもできる。

設定画面の呼び出し

メニューの設定画面。起動オプションや、ホットコーナー、拡張メニューの内容などを変更できる

スタートメニューのサイズを「小」にしたところ。ほかにはロゴアイコンも変更できる

デザインの好き嫌いは別として、マウス操作でもタッチ操作でも利用できるのが、Start Menu Reviverの特徴。将来的にタッチパネル搭載のタブレットなどを購入したときでも、Start Menu Reviverを使うことで、スムーズに移行できそうだ。

気になるのは、小さなタイルに名前が表示されないこと。アプリケーションのアイコンならひと目で区別が付くが、そうでないときはカーソルを上に合わせてポップアップを表示させないと、説明が表示されない。使いやすくするためにも、タイル部分は早々にカスタマイズする必要があるだろう。Windows 8同様、いろいろ試行錯誤して、ぴったりの使い方を見つけるメニューアプリといえる。