カシオ計算機の耐衝撃ウオッチ「G-SHOCK」、そのアナログ/パイロットモデルの最高峰として大人気の「SKY COCKPIT」(スカイコックピット)シリーズに、最新モデル「GW-A1100」が加わった。今回はウレタンバンドの2モデル、「GW-A1100-1A3JF」(ブラック×グリーン)と「GW-A1100-1AJF」(ブラック×レッド)、フライトコンポジットバンドの「GW-A1100FC-1AJF」(ブラック×ブルー) の計3モデルを、ディテール満載の写真でご紹介しよう(写真のサムネイルをクリックすると拡大表示)。なお、GW-A1100FC-1AJFのみ7月発売予定となっている。
BASELWORLD 2013での展示の様子など、マイナビニュースでもすでにレポートをお届けしている通り、りゅうずで直感的に操作できる「スマートアクセス」に加え、方位計測機能を新たに搭載。採用された方位センサーは、同社のTriple Sensor Ver.3(トリプルセンサー バージョン スリー)にも使用されている新開発センサーで、従来比95%のダウンサイジングと90%の省電力化を実現。これにより、高密度ムーブメントへの搭載が可能となった。
【レポート】新たなセンサーを搭載したG-SHOCKが登場! - カシオ2013年春夏の時計新製品発表会
【レポート】BASELWORLD 2013 - リニューアルしたカシオブースで見たものは?(前編)
カシオ、新型磁気センサーで方位が測れるスカイコックピット「G-SHOCK」
新スカイコックピット「G-SHOCK」にはフライトコンポジットバンドモデルも!
至高のアヴィエーション・ウオッチが見る者を虜にする!
2011年11月に登場したSKY COCKPITシリーズ「GW-4000」にて、耐衝撃/耐遠心重力/耐振動という3つの重力加速度に耐える強化構造「TRIPLE G RESIST」を手に入れたG-SHOCK。こうしたテクノロジーはもちろん、SKY COCKPITシリーズでは高いデザイン性も大きな魅力だ。
フェイスはスカイコックピットシリーズ中最大の35.65mm。立体感あふれる4層構造ダイヤルと、アヴィエーションの雰囲気たっぷりの計器を模したインダイヤル、3D形状のインデックス、無反射コーティングサファイアガラスの風防という組み合わせが、クロノグラフとしての視認性をしっかりと確保している。
アルミニウムシルバー(GW-A1100FC-1AJFのみブラック)が目を引く右上の「COMP」ボタンを押し込むと、秒針が回転して北を指し示す。この秒針は、G-SHOCKとしては初採用となるカーボンファイバー。衝撃による変形を防ぐと同時に、軽量化により動作時の確実な運針を実現している。
りゅうずはメタルと樹脂のコンポジットタイプ。凹凸のディメンションを強調して、ロック・リリ-ス・引く・回す、といった操作性を高めた。なお、このりゅうず部分やサイドボタンのリング、ラグのシャフトリング、ベルトにプリントされたレターなどのカラーコンビネーションは、各モデルによって異なる。ダイヤルカラーはもちろんのこと、これらもバリエーション選びに楽しみと悩みを与えてくれる。
左下のモードダイヤルを押すたびに、6時方向のインダイヤルの針が現在のモードを表示。各モードの設定(例えばワールドタイムの都市設定など)はりゅうずで簡単に行える。りゅうず回転時のクリック感も良好で、まるで機械時計を操作しているかのような楽しさだ。一方、モード切替時に全針が一斉に回転を始める様子は、まさしくマルチミッションドライブ・テクノロジーの粋である。ストップウオッチは、ストップ、リセット、再スタートが一度の操作で行えるフライバック機構付き(本物のアヴィエーションウオッチには当然の装備)だ。
ウレタンバンドは非常にしなやかでフィット感が高く、新しい着け心地がいい。一方、フライトコンポジットバンドは極めて軽く、装着感がさらりとしている。汗ばむ夏も、金属のひやりとした冷たさが気になる冬にも、抵抗なく着けることができるだろう。時計本体ケースと一体感のある質感も、ビジュアル的な満足度が非常に高い。
ウレタンバンドの「GW-A1100-1A3JF」「GW-A1100-1AJF」
フライトコンポジットバンドの「GW-A1100FC-1AJF」
その他、タフソーラーバッテリー、世界6局の電波を受信して時刻を修正するマルチバンド6、世界29タイムゾーン(サマータイム自動設定機能付き)+UTC(協定世界時)対応、針位置自動補正機能、20気圧防水など、カシオが誇る先進テクノロジーの数々を装備したフラッグシップモデル「GW-A1100」。どれを入手するかは、写真をじっくり眺めながら決めていただきたい。