神奈川・パシフィコ横浜で開催されている「CP+2013」のオリンパスブースでは、Eシステムのフラッグシップ「OM-D」とブランドの中核ともいうべき「PEN」シリーズ、新たにコンパクトモデルの統一ブランドとなった「STYLUS」という3本の柱を明確に打ち出す展示を行っている。
「PEN」シリーズについては、かねてから出る出ないの噂が絶えなかった「E-P3」の後継機も展示されている。だが、プレートには「OLYMPUS PEN E-P3後継機 ※2013年内発売予定」としっかり書かれているものの、展示物には全体を覆うように布がかけられており、その全貌は文字通りベールに包まれたままだ。
2012年に立ち上げたコンパクト機の統合ブランド「STYLUS」シリーズには、特に力を入れている印象だ。2013年1月30日に発表されたばかりのニューモデル「XZ-10」や「SH-50」もタッチ&トライできる実機が展示されている。
XZ-10は、画質を追求して好評を得た「XZ-2」の普及機で、開放値F1.8-2.7、35mm判換算で26-130mm相当の光学5倍ズームレンズを搭載した注目のモデルだ。専用アクセサリーとしてシリコンジャケットの発売が決定しているが、すでに決定済みのホワイト、ラベンダー、ブラックのほか、発売を希望するカラーについてのアンケートが会場にておこなわれている。ちなみに、アンケートに答えると記念品がもらえるぞ。
SH-50は、光学24倍ズームと5軸の動画手ブレ補正を搭載したモデル。従来のステッピングモーターに代わり、オイスコイルモーターを採用、動画における手ブレ補正では「OM-D E-M5」のそれを超える性能を発揮する(OM-Dの動画手ブレ補正は3軸)。会場ではSH-50とOM-Dの手ブレ補正機構の違いをわかりやすく説明したムービーや、XZ-2およびXZ-10のカットモデルも展示されており、こういったところも見どころとなっている。
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複数の写真を組み合わせて一枚の写真を作るXZ-10の新機能「フォトストーリー」 |
こちらも発表されたばかりのエントリーモデル「STYLUS SZ-15」。光学24倍、超解像48倍ズームを搭載 |
光学40倍、超解像80倍ズームが人気の「STYLUS SP-820UZ」 |
さらに、防水仕様の「STYLUS Tough」シリーズの最新3機種「TG-2」「TG-830」「TG-630」も撮影可能な実機を展示中だ。
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「STYLUS Tough TG-830」もGPSと電子コンパスを装備し、耐荷重100kgに対応するタフネスモデル |
行動範囲を広げる防水仕様のスタンダードモデル「STYLUS Tough TG-630」 |
Eシステムのユーザーが気になるのは、マイクロフォーサーズレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 II」だろう。内容は「M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm」のリニューアル版で、ZERO(Zuiko Extra-low Reflection Optical)コーティングを施し、ゴーストやフレアの低減を図っている。ボディカラーもシルバーは用意されずブラックのみとなり、外観デザインも変更された。ただし、レンズ構成など光学系に変更はない。3月上旬発売、市場想定価格は5万円前後。レンズコーナーでは、このほかにも気になるレンズを装着して試すことができるので、Eシステムユーザーは気軽に立ち寄ってみてはいかがだろうか。