オリンパスイメージングは1月30日、コンパクトデジタルカメラ「OLYMPUS STYLUS XZ-10」を発表した。発売は2月下旬で、価格はオープン。推定市場価格は40,000円前後となっている。

「OLYMPUS STYLUS XZ-10」

2012年9月に発表された「OLYMPUS XZ-2」の下位モデル。広角端で開放F1.8、望遠端でF2.7という上位モデル譲りの明るい「i.ZUIKO DIGITAL」レンズを搭載している。

画像処理システムは、ミラーレス一眼「OLYMPUS PEN」シリーズで築いた画像処理エンジン「TruePic VI」と裏面照射型CMOSセンサーで構成される「iHSテクノロジー」を搭載。センサーと大口径レンズの高い性能と相まって、高画質を実現する。

マニュアル撮影を重視して、XZ-2でも搭載されたレンズ周りのコントロールリングを継承する一方、背面のタッチパネル式モニターによる「タッチAFシャッター」にも対応。

新たな機能としては、複数回に分けてシャッターを押したり連写で記録したりした異なる構図の画像をカメラ内で合成する「フォトストーリー」を搭載。手軽にアーティスティックな写真を撮りたいというニーズに配慮したもので、SNS投稿などへの利用が想定されている。用意されるテーマは「スタンダード」「スピード」「ズームイン/アウト」「ファンフレーム」の4種類。

「フォトストーリー」では複数回に分けてシャッターを切った画像を合成したりすることが可能。写真左から「スタンダード」「スピード」「ズームイン/アウト」「ファンフレーム」のサンプル(クリックで拡大します)

主な仕様は、撮像素子が有効1,200万画素の1/2.3型CMOSセンサー(裏面照射型)、レンズが焦点距離26~130mm(35mmフィルム換算時)の5倍ズーム、開放F値がF1.8~F2.7となっている。手ぶれ対策としては、センサーシフト式の手ぶれ補正機構と高感度撮影を併用する「DUAL IS」に対応。動画撮影時のぶれも効果的に抑制するマルチモーションムービー手ぶれ補正も搭載する。

背面のモニターは約92万ドット・3型の液晶方式、利用可能な記録メディアはSD/SDHC/SDXCカード(Eye-Fiカード含む)と内蔵メモリ(約39MB)、動画の記録形式はMOV/H.264、動画の最大記録画素数は1,920×1,080ドット(フルHD)だ。

バッテリーは専用リチウムイオン充電池を使用し、CIPA準拠の撮影可能枚数は約240枚となっている。

サイズはW102.4×D34.3×H61.1mm、重量は221g(電池、メモリーカードを含む)。