OS X Mountain Lionの発売からほぼ一週間。検証を終えたメーカー各社の対応状況も出そろってきた。さっそく、8月1日時点でのMountain Lion対応状況をみていこう。

なお、ここで掲載している情報はいずれも、本記事執筆の8月1日時点での情報となる。対応状況は随時更新されることになると予想されるので、各メーカーのWebサイトなどで最新の情報をチェックしていただきたい。また、既に掲載済みの7月23日時点でのまとめ7月26日時点でのまとめも合わせて参考にしていただきたい。

ファイルメーカー (FileMaker Pro/Bento)

FileMaker Pro 11/12は、通常版・Advanced版ともにMountain Lionで動作する。ただし、インストールの際にGatekeeperによる制限がかかるため、FileMaker Pro 12については6月9日以前にダウンロードされていた分についてはあらためて最新版をダウンロードした後のインストール、FileMaker Pro 11についてはGatekeeperを回避してのインストールが必要となる。

FileMaker Serverについては、Mountain Lion環境で使用しないことを推奨している。FileMaker Server 11についてはGatekeeperのためにインストールが不可、インストール済みの状態でMountain Lionへのアップデートを行った場合でもインスタントおよびカスタムWeb公開が動作しないという。またFileMaker Server 12については、インストール時にGatekeeperによるエラーメッセージが表示されるほか、Web公開およびXMLに問題が発生するとのこと。

またパーソナルデータベースの「Bento」については、最新バージョンの「Bento 4.1.x for Mac」についてはとくに問題なく動作する。

上記より前のバージョンのFileMaker/Bento製品についてはMountain Lion上のテスト・検証を行っておらず、最新バージョンの利用を推奨している。

パラレルス (Parallels Desktop)

Parallels Desktopは、現行のバージョン7について、最新ビルドの15104でMac OS X Mountain Lionをサポートしているとのこと。これ以前のビルドを利用している場合は、最新のアップデートのダウンロードが必要だ。

VMware (VMware Fusion)

VMware Fusionは、最新のバージョン4.1.3がMountain Lionに対応する。Gatekeeper認証にも問題ない。ただし、Mountain Lionでの利用にあたってはあらかじめ上記の最新バージョンへアップデートしておくよう求めている。

キヤノン (プリンタ、複合機、スキャナ)

キヤノンからは、プリンタ/複合機/スキャナの対応情報が公開されている。家庭向けのインクジェットプリンタ/インクジェット複合機については、Mountain Lion対応ドライバソフトのリリース待ち状態とのことで、暫定的にOS X Lion用のドライバソフトで利用してほしいとのこと。

沖データ

沖データからは、同社のページプリンタ/ユーティリティの対応状況が公開されている。Mountain Lion対応予定のものでもドライバソフトの公開は9月上旬以降になり、それまでの間はOS X Lion用のドライバを利用することになる。

アイ・オー・データ機器

アイ・オー・データ機器は同社製品の対応状況をまとめたページを公開している。一部ネットワーク製品やキャプチャ製品が非対応となるほか、USB機器のネットワーク共有機能「net.USB」の利用に制限でかかるようだ。

ピクセラ

ピクセラも同社製品の対応状況を公開。ほとんどの製品が「動作確認中」とのことで、やはりGatekeeperによりソフトが起動しない場合があるとのこと。その回避方法も解説されている。

アイギーク

アイギークでは、同社のユーティリティソフトについて対応状況をまとめている。動作確認中のもの、非対応のもの、Mountain Lion対応済みのものなど製品により状況が異なるので、同社製品をお使いの方はチェックしてみていただきたい。