先週のカラオケビデオのお話の続き。コラムを読んでくれている方から、「よくカラオケで見かけるよ」って方がいらっしゃったり、「映像見たいような見たくないような」なんてコメントをいただきました。私も同感です(笑)。でもまあ、怖いもの見たさってのもありますし、一昔前の映像や写真など、歴史を感じてそれはそれで面白いものです……が、そのときの記憶を辿ると、なぜかいつも小生意気な自分が登場します。

当時のモデルのお仕事といえば、雑誌のモデルのほかにもTVのVTRに出てくる人だったり、CMやレポーターなんていうものまでありました。でも大体は、雑誌やちょっとVTRに出るだけではギャラも安く、その前にオーディションに行く時間や交通費などが引かれるので、時給換算すると安っ! さらに、お仕事をした後のギャラもそこからマネージメント料、源泉徴収、写真代などが引かれるので、結局、手取りは半分ぐらいになってしまうという……。お仕事が少ないモデルさんは、逆にマイナスになってる人もいました(マイナス分は取られるわけではないですが、次のお仕事のギャラから引かれていく感じでした)。

はたから見れば華々しいお仕事も、なかなか実際は続けるのも大変なお仕事でした。まして私の場合、「基本水着はNG」なんて小生意気(?)に言っていたので、お仕事の幅も少なかったように思います。当時は水着でイメージガールやアシスタント、レースクイーンなどが流行っていましたからね。ですので、たまに水着の撮影もしてはいましたが、その後なぜか頭痛になるので、当時の同期のモデルの子たちよりはだいぶ少なくしてもらっていました(元々レースクイーン向きではないので、NGにしなくても変わらずでしたが)。

そのなかで当時のカラオケビデオのお仕事は、オーディションがあるもののギャラが雑誌モデルに比べればよかったのです。しかも良くも悪くも作品が残るので、そのあと自分のプロモーションビデオのように作品を見ることもできました。しかし当時は、あのわかりやすいシチュエーションに加え、男子が好きなポーズをとったりするので、撮影中はどうやったら笑わずにできるのか考えていましたね。例えば渋谷の街頭を歩きながらカメラを彼氏に見立てて、「も~、遅いぞ!」とかいうポーズでデートに繰り出すシーンですとか、スタジオの中では髪の毛を湿らせてお風呂上がりな感じで男物のYシャツ一枚で登場だとか(笑)。さらに海辺のシーンではパラソルから、「わっ! びっくりした?」みたいな感じで顔をひょこっと出すとか……。

あれはやっぱり時代だったんですかねぇ。それともある意味、そういうシチュエーションは永遠なのでしょうか? 今見たら、やっぱり笑っちゃうんでしょうね。本人でさえも撮影時にしか見ていない映像もあるので、ぜひそんなお宝映像があれば見てみたいと思います。

さて今月はレコーディングで始まった月でしたが、月末もレコーディングになりそうです。なかなかみなさんに詳細をお伝えできないのですが、来週のレコーディングはまだライブでしか歌ったことがないあの歌をレコーディング予定。作品が完成したらぜひ聴いてもらいたいです。いつもアニソンが多いですが、今回はまた違った感じになるのではないかな、と妄想中(笑)。今回は作曲もしてますからお楽しみに♪
では、また次週お会いしましょう。
See you soon love xx.

ここ数カ月、ほぼ外出できなかったので、外食は貴重(笑)。レコーディング後にいただきました。いろいろなつくね♪

定番「とらや」の羊羹。いつも贈ることはあっても自分が頂くことはあまりなく、今回食べてみたら、やっぱり羊羹美味しい!