メキシコ渡航記(2)

ロスの空港でトランジットをして、待機に4時間近くを過ごし、今度はMEXICANAエアラインでメキシコはグアダラハラへ3時間の飛行となりました。すでにこのとき、ものすごく眠くて離陸したのも気付かず、あと1時間で到着しますというときに目が覚めました。メキシコ到着は19時40分予定なので、本当は寝ないほうがよかったんですけどね。それでも今度は、日本―ロスのときのように失礼なおっちゃんも隣にいなかったので、ゆったりとした時間を過ごせました。

さすがにメキシコ行きは混んではいませんでしたが、8割方、座席が埋まっている感じでした。そんなこんなでメキシコ、グアダラハラの空港に到着。どれだけマスクしているのかしら? と思っていたら、だ～れもマスクなどしておりません……。

到着後はグアダラハラのヒルトンホテルに荷物などを置き、休憩後ディナーへ。メキシコと言えばやはり"テキーラ!"。でも到着したばかりですし、疲れてますし、さすがにストレートは酔いすぎると思い、テキーラを使ったお店のオリジナルカクテルがあるということで、迷わずそのカクテルをオーダー。

そして出てきたカクテルは「でけぇ～～～!!」……ラーメンのどんぶりじゃないんですか? と言わんばかりの器の大きさでありました。中に入ってるフルーツも、グレープフルーツ半分がボンと入っており、ほかにレモンなども同じように入っておりました。さすがメキシコ、やることが違うな! と思ったのでした。

気になるお味は、テキーラがアクセントになっていて美味しかったですよ。テキーラベースに甘めな感じで、フルーツがどっさり。そこへなぜだかお塩が入っていて"あまじょっぱい味"でございました。そしてお料理もトルティーヤやお肉がいろんな種類出てきて、どれも美味しかったです。しかし、メキシコではあまり生野菜が出てきませんでした。一応、タコスに巻く具材として、トマトとパクチーのみじん切りなどはありましたけど。

結局、レストランではどんぶりカクテル1杯(その半分も飲んでいませんが)でふわふわ酔ってしまいました。なにしろグアダラハラは標高1,800メートルですから、日本にいるときよりも酔いやすいのです。たとえば、富士山の7合目でお酒を飲んでいる感じを想像していただければよろしいかと思います。

到着の次の日は、グアダラハラの中心部の広場近くの建物で、私と喜多(修平)くんのほか、メキシコ政府の方々と記者会見を行いました。しかし、政府関係の方の質問の中には「メキシコの男性をどう思いますか?」、それから「世界的に有名なメキシコのプロレスラーのことをどう思いますか?」というものもあり、「どう思いますか?」って言われても～(笑)と思ったのですが、私、一度はプロレスラーになる夢を持ったこともある女子ですし、プロレスや格闘技とか好きですから「好きですっ!」と答えておきました。

その記者会見自体は、そんな感じで終了。今回のイベントのパンフレットも頂きましたが、「メキシコと日本の交流400周年」ということで、メキシコ政府がグアダラハラで約1カ月間、日本の文化などを紹介するイベントを行っているというとこでした。

その一番最後の週が、私たちアニソンシンガーがコンサート会場で歌う、というものでした。なのでパンフレットには、日本のそうそうたるアーティストの方々が来日するということで載っていました。なんとテイ・トウワさんなども載っており、それと同じぐらいの大きさで私や喜多くんも載せていただいておりました。

ただこのイベント、5月頭から開催されていて、ちょうど新型インフルエンザと同時期だったので、ほとんどのイベントはキャンセルになったり、呼ばれるはずだった日本のアーティストのみなさんもキャンセルでいらっしゃらなかったようでした。ということは、このイベントで来日したアーティストは私と喜多くんだけ!!……だったみたいです。私も行くまでは「今回はきっとないよねぇ」なんて思っていたのでしたが、こういうときだからこそ行ったら喜んでくれるのかなぁ? なんて気持ちもあり、渡航したのです。通常ですとこの記者会見などの後は、握手会やサイン会などがあるのですが、今回は新型インフルエンザのこともあり、ありませんでした。

さあ、次の日はいよいよライブの日! どんな感じだったのでしょうか? すでにYouTubeにアップされているようですが、こちらのお話は次週ゆっくりお話したいなと思います。それでは、また次回まで。
See you soon love xx.