719系が常磐線の運用に入ったのは今年からだという

常磐線の普通電車に使用される719系。東日本大震災などで甚大な被害を受けた常磐線は、仙台側において亘理~仙台間の区間運転が行われてきたが、ダイヤ改正が行われる2013年3月16日より、浜吉田~亘理間が運転再開されることに。下り26本、上り23本の電車が浜吉田~仙台間で運転される予定となっている。

列車情報

JR東日本 719系

基本情報

交流区間専用の近郊形電車として1989年に投入。外観は211系に似ており、ステンレス車体の片側3ドアで、ドアは冬期の車内保温のため、押しボタンの半自動となっている。車内の座席が「集団見合い型」の配置になっているのも特徴だ。基本編成は2両だが、4両、6両、8両の連結運転も可能。通勤・通学輸送にも対応する。

719系は東北本線や仙山線、磐越西線などで活躍中。磐越西線では「あかべぇ」仕様のカラーリングに。現在は常磐線亘理~仙台間の電車にも使用されている。山形新幹線開業と同時に登場した標準軌車両719系5000番台もあり、奥羽本線福島~新庄間で活躍している。