「社会人になってから確実に太ってきているけど、忙しくてなかなか運動をする時間も気力もない……」。そんなビジネスマンの方々へ向けて、オススメのトレーニング方法や食事など、さまざまな情報を動画付きでお届けする本連載。

今回は「筋トレ初心者が間違えやすい下半身の筋トレフォーム」をご紹介します。

  • フォームを間違えていると一切効かない!?下半身筋トレの正しいフォームをオジーと一緒に教えてもらいましょう!

    フォームを間違えていると一切効かない!?下半身筋トレの正しいフォームをオジーと一緒に教えてもらいましょう! (動画は記事の最後にあります)


こんにちは! パーソナルトレーナーの片岡です。

今回は、筋トレを始めたばかりの方が陥りやすい下半身の筋トレフォームとその修正ポイントについてご紹介します。

初心者がトレーニングしても結果が出ない理由

トレーニングをはじめる動機として、「痩せたい」「筋肉をつけたい」といった方が大多数です。これは、私が年間2,000本以上のトレーニングを指導してきた経験上、やり方を間違えずにトレーニングを継続すれば、必ず叶えられます。

ただ、やり方を間違えてトレーニングしているために、なかなか目的を達成できない方が多いことも事実です。継続できるモチベーションはあるのに、結果が出ない……。これほど辛いものはありません。

成長に伸び悩んでいるのであれば、一度立ち止まって、フォームをチェックしてみましょう。鍛えたい筋肉の部位にキチンと効くフォームになっているか確認することをお勧めします。

また、特に重視したいのは「意識」です。

正しい動作で、フォームがいくら正確であったとしても、意識できていなければ何の意味もありません。極端な例ですが、ベンチプレスをしているのに足のつき方を意識していたり、スクワットをしているのに胸の張りばかりを意識していたりすると、「鍛えたい筋肉に効かせる」ことは難しくなります。

対象となる筋肉が、きちんと動いているか。対象でない筋肉が、使われていないかどうか。しっかりトレーニング中に意識することが大切なのです。

ブルガリアンスクワットのポイントを解説

今回は「ブルガリアンスクワット」を通して、初心者が間違えやすいポイントを説明します。

1. 片足を前、もう片方を後ろに
2. 足の幅は、しゃがんだ時に膝が大きく前にでないくらい
3. 手を腰に当ててしゃがむ
4. 3を両足それぞれで10回×3セット行う

  • 片足を前、もう片方を後ろにして構える

    片足を前、もう片方を後ろにして構える

  • 足の幅は、しゃがんだ時に膝が大きく前に出ないくらい

    足の幅は、しゃがんだ時に膝が大きく前に出ないくらい

  • 手を腰に当ててしゃがむ

    手を腰に当ててしゃがむ

こう書くと、一見簡単そうに見えます。しかしこのブルガリアンスクワット、多くの人がやり方を間違えているのです。

今回も運動不足の若手ビジネスマン代表であるオジー氏に、実際にトレーニングを受けてもらいましたが、見事に間違えていました。

オジー氏の様子と、どう改善すべきかを動画にて解説していますので、ぜひご覧ください!皆様のご参考になれば幸いです。

ちなみに、自分のフォームを見るためには、鏡のある環境や、第3者によるフォームチェックが有効です。初心者の方こそ、変な癖がつく前の初期段階で、理想のフォームを獲得しましょう!