ワニブックスは、このほど『自律神経にいいこと大全100』(1,650円/森田遼介著)を発売。本書は、東洋医学の知恵×西洋医学の言葉と考え方をミックスして、自律神経を整えるためのセルフケアの方法を紹介している。

  • 『自律神経にいいこと大全100』(1,650円/森田遼介著)

著者は、はり・きゅう・あん摩マッサージ指圧師でありTC鍼灸マッサージ院の院長を務める森田遼介氏。本書では予約が取れない鍼灸師としても有名な同氏が、「つらい冷え性」「なかなか取れない疲れ」「睡眠トラブル」など今ある不調を解消して、将来の病気リスクまで下げる健康のコツを100通りお届け。

今回はその中から、「毎日食べるべき最強食材」に関してを抜粋。みなさんはいつもどんな食材をとることを心がけているだろうか。ぜひ本稿を参考に、自律神経によい生活を心がけてほしい。

■毎日食べるべき最強食材トマト

  • 毎日食べるべき最強食材トマト(イラスト/日江井香)

トマトは毎日食べていい

トマトには様々なすばらしい効果があります。美白・美肌効果や老化防止、むくみ解消、動脈硬化対策、急激な血糖値の上昇を抑える働き、血中アルコール濃度を抑える働き、胃の粘膜を保護する働き、心臓病や脳卒中の発症リスクを下げる働き、抗発ガン作用、髪の健康維持、視力維持など、こんなにもたくさんのメリットがあるのです。

基本的にはひとつの食材にかたよらず、様々な食材をバランスよくとることをおすすめしていますが、トマトは毎食でも取り入れてよい食材です。そして、特に「朝」は多めに食べることをおすすめします。睡眠後の食事は血糖値が急激に上がりやすいですが、それをトマトが抑えてくれるからです。

理想としては、1日20mgのリコピンが摂れる量を食べましょう。大きなトマトでは1個、ミニトマトなら8〜10個分になります。ただし、トマトの皮は消化しにくい食物繊維のため、食べ過ぎると消化器系に悪い影響を与える可能性 もあるので、この分量を目安にしましょう。

オリーブオイルと一緒に摂る

トマトは、オリーブオイルを一緒に摂ることでコレステロール値が下がりやすく、非常に強い抗酸化作用を持つリコピンの吸収率が上がるという相乗効果が生まれます。

また、お酒を飲む時にトマトを食べることで、お酒単独の場合に比べて血中アルコール濃度が3割ほど低くなることや、体内からのアルコール消失時間が早まることが分かっています。

一方で、夏野菜であるトマトは、体を冷やす陰性食材になります。ですので、暑い日以外は基本的に温かいものを口に入れてから食べるか、スープなどに入れると栄養を無駄なく吸収できるのでおすすめです。


書籍『自律神経にいいこと大全100』(1,650円/森田遼介著)

  • 『自律神経にいいこと大全100』(1,650円/森田遼介著)

ここで伝えた内容以外にも、"心や体を整える自律神経にいいこと"を数多く紹介している。気になる方は、ぜひ本書を手にとってみてはいかがだろうか。