JR九州は21日、現在開催中の福岡・大分デスティネーションキャンペーンを盛り上げるため、日田市で取り組む「進撃の日田」とコラボした企画を実施すると発表した。『進撃の巨人』に関するラッピングトレイン運行、トンネル坑口壁面アートの設置を予定している。

  • ラッピングイメージ拡大 (C)諫山創/講談社

ラッピングトレインは特急「ゆふ」に使用されるキハ185系2両を使用し、『進撃の巨人』のイラストでラッピング。上り側に壁を破らんとするかのような巨人のイラスト、下り側には壁外に進む調査兵団のイラストが施される。ラッピングは外装のみとされ、内装は装飾されない。

運行期間は6月1日から8月下旬までの予定。博多~大分・別府(久大本線経由)にて、基本的に「ゆふ1~6号」のいずれかの列車で運行されるが、熊本~大分・別府間(豊肥本線経由)の「九州横断特急」や臨時列車などで運行することもある。

ラッピングトレインの運行を記念し、6月1日の8時45分頃から日田駅2番のりばで出発式を開催する。出発式に参加する場合、入場券もしくは乗車券等が必要。参加者にラッピングトレイン運行記念缶バッジ(数量限定)をプレゼントする。

  • ラッピングイメージ全体 (C)諫山創/講談社

なお、今回のコラボ企画では、『進撃の巨人』の作者、諫山創氏の故郷である日田市を同作品の世界における居住区とし、日田市内(久大本線日田~天ヶ瀬間)にあるトンネルを居住区の壁として、久大本線で『進撃の巨人』の世界観を演出するという。

これを受けて、日田市内にあるトンネルの入口4カ所に『進撃の巨人』関連のアートを設置(期間は6月1日から8月下旬までの予定)。長角トンネル下り側(日田市役所天瀬振興局付近)は「ウォール・マリア紋章」、鮎ケ瀬トンネル下り側(国道210号新合田橋付近)は「ウォール・ローゼ紋章」、川原トンネル下り側(国道210号沿いローソン日田天瀬町店付近)は「ウォール・シーナ紋章」、小ヶ瀬トンネル上り側(県道672号沿い線路上部の橋付近)は「ミカサ、壁の巨人」のアートを施す。