アイドルグループ・King & Princeの永瀬廉が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『東京タワー』(毎週土曜23:00~)の新たな場面写真が17日に公開された。

  • 左から松田元太、永瀬廉=テレビ朝日提供

■直木賞作家・江國香織氏の恋愛小説を実写ドラマ化

2005年に黒木瞳×岡田准一で映画化された、直木賞作家・江國香織氏の恋愛小説を連ドラ化。永瀬演じる21歳の青年・小島透と、20歳以上年の離れた人妻・浅野詩史(板谷由夏)の美しくも許されない愛、その儚く甘美な世界を、現代の東京の最旬スポットを舞台に、令和という新しい時代ならではのストーリーとキャラクターで大胆に描き出す。

今回公開されたシーン写真は、永瀬廉演じる小島透、板谷由夏演じる浅野詩史、松田元太演じる大原耕二、MEGUMI演じる川野喜美子、それぞれの1ショット、そして透と耕二の深夜アルバイト先での2ショットの5枚。物憂げな表情で何かを見上げる透――その視線の先には、退屈な毎日の中で運命的な出会いを果たした女性、詩史の姿が。どうしてももう一度会いたい気持ちが抑えられず、詩史の設計事務所を訪れた透は、意を決して詩史に思いを伝える。そんな透と初めて食事に出かけた詩史。穏やかな雰囲気で語り合う中で、詩史は人と人が“惹かれ合う”ことについて透に語るのだった。

一方、透とは高校時代からの友人で大学、警備員のアルバイト、と同じ時間を過ごすことが多かった耕二は、透が年上の女性に惹かれていることを知り、心にざわつきを覚える。「透があんな年上の女の人と?」なぜか焦りを感じた耕二は、家庭教師先の主婦・喜美子を誘惑しようとする。年下男子の魅力と持ち前のあざとさで簡単に落とせるだろうと、好奇心と出来心で始まった耕二と喜美子の関係は、次第にどうしようもない深みにはまっていくことに。2つの禁断の恋は、どんな運命をたどるのか。

【編集部MEMO】
ありふれた景色、同じことの繰り返しの日々――いつもと変わらない毎日に飽き飽きしながら生きていた医大生の小島透(永瀬廉)は、建築家の浅野詩史(板谷由夏)と出会う。詩史の事務所に招かれた透は、淹れてもらったコーヒーを飲み、心地よい音楽を聴きながら穏やかな空気の中で過ごす。ふと壁に目をやると、モノクロの東京タワーの写真が飾られていた。「東京タワー、好きなんですか?」と問う透に、「苦手よ」と答える詩史。その理由を「寂しそうだから」と話す詩史に、透はこれまでに自身が抱いていた思いを重ね、不思議と彼女といる時間への愛おしさを感じるのだった。どうしてももう一度会いたいという思いを消せない透は、数日後、再び事務所を訪れる。「なんとなく、またあなたが会いに来てくれる気がして」と出張のお土産を渡された透は、意を決し、こう告げる――「もっと……あなたのことが知りたいです」。その頃、透と同じ大学に通う親友・大原耕二(松田元太)は、年上の女性に惹かれる透の様子に“焦り”を感じながら、家庭教師で訪れた先で川野喜美子(MEGUMI)の姿を眺めていた……。