テレビ朝日系特番『タモリステーション 沸騰する地球~2023気候変動が生む負の連鎖~』(20:00~)がきょう15日に放送される。

  • 『タモリステーション』より=テレビ朝日提供

■『タモリステーション』最新作は気候変動を総力取材

今回のテーマは気候変動。“地球沸騰化の時代”が到来したといわれる今、番組では気候変動が引き起こす負の連鎖を総力取材する。気候変動の原因といわれる地球温暖化は今、どのくらい進んでいるのか。番組では冒頭、1880年以降の世界の平均気温を視覚的に表したNASA制作の映像を公開。過去140年間で地球の平均気温が1度以上上昇していることが明らかになる。専門家によると、このままいくと2040年には1.5度上昇を記録することが予測され、しかも2度上昇してしまった場合、地球は取り返しのつかない状況になりうるとわかり、タモリもがく然とする。

収録を終えたタモリは「気候変動の仕組みがだいぶわかりましたね。これまで地球温暖化のニュースはさまざま目にしてきましたが、それらの“点”が、この『タモリステーション』で“線”になってつながりました」と、今回の内容に衝撃を受けたことを告白。普段の生活でも、「寿司店で季節感を味わえなくなりましたね。以前は季節ごとに旬のうまいネタを食べさせてくれたのですが、今は、もう全然違いますよ。ネタの季節と産地がめちゃくちゃになっています」と温暖化をひしひしと実感していたと語り、「転換点から先は、もはや人間が何をしようが引き返すことができない状況になりうるんです。そのポイントが間近に迫っているということが、いちばん怖いですね。本当に“今、地球が危ない”……。ぜひこの番組をご覧になって、次の世代のことを少しでも考えて行動していただきたいですね」と、視聴者に呼びかける。

【編集部MEMO】『タモリステーション』
2022年1月、司会者・タモリを迎えて始動した、テレビ朝日の大型特番。これまでに、二度の大谷翔平特集を放送、カーリングの魅力を深掘りしたほか、緊急生放送ではウクライナ侵攻の真実を伝えて反響を巻き起こしてきた。前回は、11月25日に「富士山噴火 その時日本は? ~令和最新! 生活シミュレーション〜」を放送。タモリ自ら富士山・宝永火口を訪れ、さまざまな実験に立ち会った。