ドウシシャは10月3日、80年代に流行した超大型ラジカセのデザインを意識した「ORION Bluetooth機能搭載 CDステレオラジオカセット SCR-B9」(以下、SCR-B9)を発表した。同日からクラウドファンディング「GREEN FUNDING」で支援募集を受け付ける。支援金は超早割(限定100個)で28,450円から。一般販売想定価格は43,780円前後。

  • ORION Bluetooth機能搭載 CDステレオラジオカセット SCR-B9

ドウシシャでは2022年10月に、1970~80年代風のデザインに最新機能を詰め込んだラジカセプロジェクト「俺たちの青春ラジカセ」を始動。第1弾として「SCR-B7」を発表後、第2弾として本体を軽量化・コンパクト化した「SCR-B3」を追加した。

第3弾となる今回の「SCR-B9」は、幅670mmの大型ボディを採用したBluetoothラジカセ。「今の時代風潮に逆らうような、オーディオバブル時代の申し子とも言えるビックサイズ」と紹介されている。

Bluetooth機能やmicroSDカード、USBメモリによるmp3での再生/録音機能に加え、カラオケボックスがなかった時代に開発者が家庭でカラオケ大会をした思い出から、カラオケ機能も搭載された。2系統のマイク入力を備え、デュエットや電子エコー機能も利用できる。

アンプ出力は10W+10Wの計20Wで、出力に連動して動く左右独立VUメーターを搭載。スピーカー構成は13.5センチフルレンジ+3センチツイーターの2WAYバックバスレフ方式スピーカー。低音、高音の独立音質コントロール機能、低音を増幅する「X BASS」機能なども採用した。

  • 大型アンプを内蔵するスピーカー

  • 出力に連動して動く左右独立VUメーター。ラジオの選局スケールやつまみはアナログデザインだが、デジタルチューナーを内蔵する

再生機能は、Bluetooth 5.1(SBCコーデック)によるワイヤレス再生のほか、USBメモリやmicroSDカードに収録されたMP3データ再生、CD-DA再生、カセットテープ再生が可能(ハイポジション/メタルテープは使用不可)。

ラジオ機能はAM/FMワイドバンドデジタルチューナーを搭載し、FM補完放送にも対応。選局スケールやつまみはアナログデザインだが、内部には感度の高いデジタルチューナーを内蔵している。

録音機能も搭載し、カセットテープへは、CD/ラジオ/BT接続/USB/microSD/AUX(有線)/内蔵マイク/外部マイク入力で録音可能。USBメモリとmicroSDへは、CD/Bluetooth/ラジオ/カセット/AUX(有線)/外部マイク入力(MP3フォーマット)で録音できる。

電源は家庭用ACコンセントまたは単1形乾電池8本で、乾電池駆動時は屋外などでも使用できる。本体サイズはW670×D155×H275mm、重さは9.1kg(乾電池除く)。ワイヤレスリモコンが付属する。

  • マイク入力は2系統。カラオケのデュエットにも対応(写真の外部マイクは付属しない)

  • 単1形乾電池8本でも駆動可能

  • 付属のリモコン