阪神電気鉄道は28日、阪神タイガースの18年ぶりとなるセ・リーグ優勝を記念し、9月29日から10月1日までの3日間限定で、武庫川線の車両「タイガース号」「甲子園号」を連結した特別仕様の車両(4両編成)が本線などで特別運行を実施すると発表した。

  • 武庫川線で運用される「タイガース号」

武庫川線(武庫川~武庫川団地前間)で運用される5500系は、かつて本線などで普通用として活躍した車両。武庫川線での運行開始(2020年6月)を前にワンマン化改造を行い、1編成あたり2両としたほか、外装・内装も変更した。阪神タイガースをイメージしたデザインの「タイガース号」、阪神甲子園球場をイメージしたデザインの「甲子園号」など、計4編成を導入している。

阪神タイガースのセ・リーグ(JERA セントラル・リーグ 2023)優勝を記念し、「タイガース号」「甲子園号」を大阪梅田~高速神戸間(本線・神戸高速線)で特別運行。2編成を連結した4両編成の特別仕様とし、期間限定で車内を優勝記念ポスターで装飾する。9月29日は尼崎駅9時41分発・大阪梅田駅10時0分着から高速神戸駅23時19分発・尼崎駅0時8分着まで上下計11本、9月30日と10月1日は尼崎駅10時34分発・高速神戸駅11時33分着から高速神戸駅23時19分発・尼崎駅0時8分着まで上下計10本、すべて普通として運行され、途中の各駅に停車する。

  • 武庫川線で運用される「甲子園号」

なお、阪神タイガースのセ・リーグ優勝後、阪神電気鉄道は5001形に特別装飾のヘッドマークを取り付け、他の全編成に特別装飾の副標を掲出するなどの記念企画を実施中(10月17日まで)。本線の福島駅、鳴尾・武庫川女子大前駅、青木駅で阪神タイガースのフォトスポット用パネルも設置しており、「タイガース号」「甲子園号」の特別運行に合わせ、武庫川団地前駅にもフォトスポット用パネル(岡田監督、岩崎選手、梅野選手)が設置されることになった。