SMBCコンシューマーファイナンスは8月28日、「10代の金銭感覚についての意識調査2023」の結果を発表した。同調査は2023年7月19日~20日の期間、15歳~19歳の学生1,000人を対象にインターネットで実施したもの。

  • 預貯金をしているか

預貯金をしているか聞いたところ、「している」が53.3%と最も多く、次いで「していないが、したいと思う」(38.9%)、「していないし、したいと思わない」(7.8%)が続いた。

預貯金をしている人の割合は、高校生では48.2%、大学生・短大生・専門学校生・予備校生(以下「大学生等」)では60.9%となった。

  • 預貯金をしている人の割合(前回の調査結果との比較)

前回の調査結果と比較すると、預貯金をしている人の割合は、高校生では9.1ポイント下降(前回調査57.3%から今回調査48.2%)し、大学生等では2.9ポイント下降(前回調査63.8%から今回調査60.9%)したことがわかった。

預貯金をしている人(533人)に、今、どのくらいの預貯金を持っているか尋ねると、高校生では平均166,039円、大学生等では平均290,401円という結果に。

前回の調査結果と比較すると、預貯金額の平均は、高校生では49,314円増加(前回調査116,725円から今回調査166,039円)し、大学生等では22,683円増加(前回調査267,718円から今回調査290,401円)と、特に高校生で増加幅が大きくなった。

  • 預貯金をしている・預貯金をしたいと思っている理由

預貯金をしている人・預貯金をしたいと思っている人(922人)に、その理由を問うと、「将来のため」(58.1%)が突出して高くなり、「万が一のときのため」(41.0%)、「買いたいものがあるため」(40.8%)、「一人暮らしをするため」(25.5%)、「旅行に行くため」(23.5%)が続いた。

前回の調査結果と比較すると、「万が一のときのため」は2位となり、前回調査(3位)から順位を1つ上げた。

  • 現在の自分の貯蓄状況について、不安を感じているか

現在の自分の貯蓄状況について、不安を感じているか質問したところ、「感じている」が58.1%となり過半数を占めた。また、不安を感じている人の割合は、女性では60.8%と、男性の55.4%と比べて5.4ポイント高いことが明らかになった。