JR東日本東北本部は25日、只見線の全線運転再開1周年を記念し、かつて只見線で活躍した朱色の車両をイメージした塗装をキハ110系で復刻させ、9月から運転開始すると発表した。

  • 車体側面の塗装デザインイメージ(JR東日本東北本部提供)

  • 車体前面の塗装デザインイメージ(JR東日本東北本部提供)

只見線は2011年7月の新潟・福島豪雨で甚大な被害を受け、会津川口~只見間が長期にわたって不通となったが、約11年かけて復旧工事を完了し、2022年10月1日に只見線全線で運転を再開した。

今回、只見線の全線運転再開1周年を記念し、キハ110系で懐かしのカラーを再現・復刻する。かつて只見線で活躍していたキハ10・20・40系のほか、全国のローカル線で見られた朱色の塗装をイメージした。「キハ110-135」(1両)を対象車両としてカラーリングを施し、9月から只見線の会津若松~小出間で運用開始する。

  • キハE120形「キハ45・52形カラー」(JR東日本東北本部提供)

  • キハ110系「キハ40系カラー」(JR東日本東北本部提供)

なお、この試みは、2022年10月に運用開始したキハE120形「キハ45・52形カラー(旧国鉄カラー)」、同年11月に運用開始したキハ110系「キハ40系カラー」に続く塗色復刻の第3弾となる。