筑豊電気鉄道は、2000形(2003号)の最終運行日となる11月7日のラストランについて、概要を発表した。楠橋駅14時13分発・筑豊直方駅14時22分着、筑豊直方駅14時50分発・黒崎駅前駅15時24分着で臨時運行を実施し、通常運賃で乗車可能とされている。

  • 筑豊電気鉄道2000形(2003号)の「西鉄マルーン&ベージュ」塗装

筑豊電気鉄道では、かつて西日本鉄道が福岡市内・北九州市内で運行していた路面電車の車両を改造し、1977(昭和52)年から2000形として運行開始。以来、45年にわたり筑豊電気鉄道で活躍してきたが、現在は1編成を残すのみとなり、車両の老朽化を理由に引退することが決まった。

最後の1編成となった2000形(2003号)は現在、「西鉄マルーン&ベージュ」と初代2000形「黄電(きなでん)」の2パターンで塗装し、見る角度によって塗装の異なる奇抜なデザインで活躍している。

  • 初代2000形「黄電」塗装も施した

今年7月から2000形(2003号)引退ツアーを実施しており、11月5・6日にはフィナーレイベントとして、車両貸切に加え、出発式や鉄道部品販売会なども実施予定。なお、11月7日のラストラン(臨時運行)に関して、天候等の都合により、運行内容を変更または中止する場合がある。