吉沢亮が『PICU』で見せる「生の“いま“を生きている人」現場で涙をこらえた金城Pが語る魅力

母親役の大竹しのぶ　(C)フジテレビ

第1話では、小さな子どもが命を落とすという痛ましい場面が描かれたが、その中で癒やしとなったのが、志子田と大竹しのぶ演じる母親の2人のシーンだ。そこに本物の親子がいるような、クスッと笑えるやり取りを演じている。

「収録前、大竹さんが『男の子のお母さんだから、あんまり甘いお母さんにはしないね』とおっしゃっていたので、どんな感じになるんだろうと思ったら、すごくリアルで、初日から“超親子だな”って思えるような2人の掛け合いでした(笑)。吉沢さんも共演をすごく楽しみにしていたので、2人が仲良さそうのを見るとこっちもうれしくなって、このおふたりにやっていただけて良かったと改めて思いました」

■約200人の子役大オーディション

小児医療をテーマにした作品だけに、「クランクイン前に、5歳から中学1年生くらいまで200人くらい、大オーディションをやらせていただきました」といい、そこから厳選した子役が次々に登場する。『監察医朝顔』で、多くの視聴者をそのかわいさで虜(とりこ)にした加藤柚凪を発掘した金城Pの目利きには高い信頼性があるが、「『朝顔』の次女の中村千歳ちゃんがとてもかわいくて(笑)。いい子役ちゃんが毎年生まれて、本当に日本の宝だなという感じがします」と、顔をほころばせた。