今週の秋葉原情報 - GeForce RTX 3090 Tiカードが続々登場、36cmラジエータの簡易水冷モデルも

5.50GHz駆動の最速Alder Lakeが登場

Intelの第12世代Core「Alder Lake」に、新たな最上位モデル「Core i9-12900KS」が登場、発売が開始された。16コア/24スレッドのCPUで、従来の最上位「同 i9-12900K」と比べると、各クロックが高速化され(最高5.20GHz→5.50GHz)、ベースTDPも増大(125W→150W)しているのが特徴。価格は106,000円前後だ。

• Intelの「Core i9-12900KS」。豪華な箱入りだ(写真:オリオスペック)

GeForce RTX 3090 Tiには簡易水冷版も

NVIDIAの新型ハイエンドGPU「GeForce RTX 3090 Ti」であるが、先週のGainward製品に引き続き、各社より搭載グラフィックスカードが発売となっている。今回、入荷が確認されたのは以下の各モデル。発熱が大きいこともあり、ASUSとGIGABYTEからは、オールインワン水冷クーラーを搭載した高速モデルも登場している。

ASUSの「ROG-STRIX-LC-RTX3090TI-O24G-GAMING」は、24cmラジエータを搭載する水冷モデル。チューブは56cmと長くなっており、大型ケースでも好きな位置に取り付けやすい。コアクロックは、OC Mode時で1,980MHzと高速。グラフィックス出力にデュアルHDMIを備えるのもポイントだ。

• ASUSの「ROG-STRIX-LC-RTX3090TI-O24G-GAMING」。最高速クラスのモデルだ

• カードは2.6スロット厚。出力端子は、DisplayPort×3とHDMI×2を備える

GIGABYTEからは3モデルが登場。「GV-N309TAORUSX W-24GD」は、36cmラジエータを備えた水冷モデルだ。カード本体は2スロット厚に抑えられており、設置もしやすいだろう。「GV-N309TGAMING OC-24GD」と「GV-N309TGAMING-24GD」は空冷モデルで、トリプルファン/3.5スロット厚の大型クーラーを搭載する。

• GIGABYTEの「GV-N309TAORUSX W-24GD」。36cmラジエータの冷却性能は強力だ

• こちらは「GV-N309TGAMING OC-24GD」。3モデルとも価格は抑えめの印象だ

MSIの「GeForce RTX 3090 Ti Gaming X Trio 24G」、ZOTACの「GeForce RTX 3090 Ti AMP Extreme Holo」、Palitの「GeForce RTX 3090 Ti GameRock」は、いずれもトリプルファンクーラーを搭載する空冷モデル。Palitのモデルはクリスタルのような装飾が施され、鮮やかなライティングも楽しめる。

• MSIの「GeForce RTX 3090 Ti Gaming X Trio 24G」

• ZOTACの「GeForce RTX 3090 Ti AMP Extreme Holo」

• Palitの「GeForce RTX 3090 Ti GameRock」

水冷換装済みのGeForce RTX 3080カード

オリオスペックのオリジナル水冷グラフィックスカードとして、「ZT-A308100J-10PLHR-BARROW」が新発売。ZOTAC製の「GeForce RTX 3080 Trinity OC LHR」に、Barrow製の水冷ブロックを搭載したもので、同店にて動作確認の上、出荷されるという。クーラー換装に自信が無い水冷初心者にも良いだろう。価格は159,500円。

• オリオスペックの「ZT-A308100J-10PLHR-BARROW」。納期は5営業日程度となる