パナソニックは、ドラマ・アニメを最大約90日分自動録画して“お録りおき”する新機能を備えたBDレコーダー「4K DIGA」シリーズ5機種を10月29日に発売する。全機種でBS4Kチューナーを搭載。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はトリプル4Kチューナー/2TBの「DMR-4T202」が9.5万円前後など。

  • DIGA 2021秋

    「ドラマ・アニメお録りおき」を搭載した「DMR-4T402(4TB)」

新しい4K DIGAは、トリプル4KチューナーのDMR-4T402/4T302/4T202(4TB/3TB/2TB)と、ダブル4KチューナーのDMR-4W202/4W102(2TB/1TB)、計5機種を用意。いずれも2020年秋モデルの後継機種となる。店頭予想価格は以下の通り。

4K DIGA(トリプル4Kチューナー機)

  • DMR-4T402(4TB):14.5万円前後
  • DMR-4T302(3TB):11万円前後
  • DMR-4T202(2TB):9.5万円前後

4K DIGA(ダブル4Kチューナー機)

  • DMR-4W202(2TB):8.7万円前後
  • DMR-4W102(1TB):8.1万円前後

なお、「おうちクラウド4K DIGA」2機種については別記事で紹介している。

おうちクラウド4K DIGA(シングル4Kチューナー)

  • DMR-4S202(2TB):8.3万円前後
  • DMR-4S102(1TB):7.5万円前後
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    「ドラマ・アニメお録りおき」を搭載した4K DIGA

4K DIGAは外観を刷新。「日本建築の水平垂直の静かな佇まいと、シンプルで力強い構造を表現した」という、ソリッドコンストラクションデザインを新たに採用し、従来機種から体積を27%減らして小型化した。

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    ソリッドコンストラクションデザインを新たに採用した4K DIGA

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    右が新しい4K DIGA。従来機種(左)と比べて高さが抑えられ、フロントパネルのデザインもシンプルになった

機能面では、全自動DIGAで採用している「ドラマ・アニメお録りおき」機能を、通常録画モデルの4K DIGAにも搭載したのが大きな特徴。ドラマやアニメを録画する時間帯を指定すると、対象の放送番組を最大約90日分自動録画できる。新シーズンを迎えたドラマやアニメ、番組改編期のスペシャルドラマの録り逃しを防ぎ、見たい番組のまとめ視聴が楽しめるという。

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    新機能「ドラマ・アニメお録りおき」(左上)を搭載

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    「ドラマ・アニメお録りおき」機能で録画した番組を一覧表示

地デジ/BS放送のドラマとアニメ両方のジャンルを選んで録画でき、単発で放送されるスペシャルドラマの録画にも対応する。レコーダー内の専用領域に最大約90日間録りおき可能(19~22時台に放送開始する地デジのドラマを設定し、1日あたり3時間分を録画した場合)で、ドラマであれば初回から最終話まですべて自動録画でき、シリーズを1クール分一気に見られるという。なお、設定したジャンルや時間帯の組み合わせなどによって録りおきできる日数は変動する。

録りおきした番組の中から残したい番組を選んで、自動消去されない通常録画領域に保存(ダビング)することも可能だ。また、一定期間が過ぎると自動消去されるようになっており、消去する手間を省いている。

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    「ドラマ・アニメお録りおき」の時間帯設定をしているところ

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    録りおきするチャンネルを選べる

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    お録りおきの詳細設定画面。4/3/2TBモデルで選べる録りおき容量は5倍録の場合、300GB(30日間)/560GB(60日間)/810GB(90日間)の3パターン。1TBモデルは8倍録の場合、210GB(30日間)/370GB(60日間)/520GB(90日間)の3パターンから選べる

お録りおき番組の再生履歴からユーザーの好みをAIが分析し、それに合わせた番組を表示するレコメンド機能も装備。ドラマ・アニメお録りおきで録画した番組の中から、自分の好みの番組に出会えるという。

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    ユーザーの好みにあわせてさまざまなお録りおき設定が選べる

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同機能の搭載にあわせて録画一覧画面をリニューアル。表示領域と表示番組数を拡大したことで視認性が高まり、見やすく進化した。録画番組情報を表示する文字数も1番組あたり40文字に増え、番組の内容もひと目でわかるようになったという(従来は20文字まで)。また、表示できるタブ数が最大17個に増え、8つのタブを自由に変更可能。12のジャンルと100種類を超えるサブジャンルの中から、好みのジャンルを選んでカスタマイズできる。

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    リニューアルした録画一覧画面

録画番組の早見再生機能も強化。業界初の4K録画番組の1.6倍速早見再生を実現しており、1.6倍速では1時間番組を約38分で視聴できるという。また、4K録画番組の1.3倍速早見再生も選べるようにした。2K番組の早見再生は1.3倍速に対応していたが、1.6倍速にも新対応する。

番組表のスクロール速度を従来比で約2倍に高速化し、録画したい番組を素早く探せるという「快速番組表」も搭載。番組表の表示エリアも拡大し、1時間の枠内の表示番組数を従来の2番組から最大4番組に増やすなど、見やすさを向上させている。

音楽や写真のサーバー機能が利用できる「おうちクラウド機能」に対応し、本体にはBluetooth機能を搭載。「どこでもディーガ」アプリを手持のスマートフォンにインストールしていると、帰宅時にスマホのBluetoothの電波をDIGAが検出し、自動でスマホの写真をレコーダーのHDDへバックアップしたり、持ち出し予約した録画番組や音楽をスマホ側に転送するよう設定できる(転送は無線LANを介して行う)。1080pフルハイビジョン画質での番組持ち出しにも新たに対応。パナソニックでは、帰宅時に使えるこの機能を「ただいま転送」と名付けている。

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    おうちクラウド機能に対応。音楽CDをDIGAに取り込み、スマホに転送する機能なども備える

4K放送を含む放送番組録画が行え、4K長時間録画モードにも対応。録画番組やテレビ番組のリアルタイム視聴、番組持ち出しなどはスマホ/タブレットからネットワーク経由で行える。4K解像度での「お部屋ジャンプリンク」もできるほか、放送中の4K番組をスマートフォン/タブレットでもリアルタイム視聴できるようにした。

NetflixやAmazon Prime Video、hulu、U-NEXT、ABEMA、dTV、DAZN、Paraviといったネット動画サービスに対応。ネット動画も独自の「4Kリアルクロマプロセッサ」で処理することで高画質に再生でき、4K HDRコンテンツも再生可能。ラジオ配信サービスのradikoにも対応している。

パナソニックの薄型テレビ「4K VIERA」と組み合わせることでオートAI画質/オートAI音質が連動し、高画質・高音質で楽しめるように進化。DIGAの録画番組の情報を独自の方式でVIERAに伝送し、VIERA側のAIがシーンに合わせて映像・音声を自動で最適化することで実現している。

このほか、新しいレコーダーに買い替えて録画番組を移行する「お引越しダビング」では、4K放送番組の4Kダビングに引き続き対応(ダビング元とダビング先の両方が、4Kでのお引越しダビングに対応している必要がある)。今後、新たに機器を設置した際に既設の機器から情報を取得することで、設定を引き継ぎやすくする「かんたん設定引き継ぎ」にも対応している。

トリプル4Kチューナー機のHDMI出力は、映像・音声で各1系統の計2系統備える。ダブル4Kチューナー機のHDMI出力は映像・音声共通の1系統のみ。チューナーについては、トリプル4Kチューナー機は3チューナーすべてが4Kと地上/BS/110度CSデジタルチューナーを兼ねている。ダブル4Kチューナー機は、4K/2K兼用チューナー×2と2K専用チューナー×1を搭載する。