近畿日本鉄道は12日、ダイヤ変更を7月3日に実施すると発表した。コロナ禍における利用状況を勘案し、列車の運転本数、運転区間、時刻など見直しとなる。

  • 近鉄が7月3日にダイヤ変更を実施

一般列車については、とくに夜間時間帯の利用が大きく減少していることから、大阪線、京都線、南大阪線などで最終列車を繰り上げ(8~29分)、各ターミナル駅を22時以降に発車する列車の運転本数・運転区間など見直す。一部区間において、昼間時間帯の運転本数も見直しとなる。

特急列車については、各線で利用の少ない特急列車を運転取りやめとするほか、年間を通じて運転する「定期特急」(おもに昼間時間帯における特急列車)の一部を「お客さまの需要に応じて運転する特急」に変更するなど、利用状況により柔軟に対応できるダイヤとする。また、土休日の大阪上本町駅9時50分発、宇治山田行の特急を大阪難波発鳥羽行に変更し、停車駅を見直す。

  • 大阪線の最終列車繰上げの概要

  • 京都線の最終列車繰上げの概要

  • 南大阪線の最終列車繰上げの概要

  • 近鉄の主要4駅において、22時以降の乗降者数が平日・土休日ともに大きく減少している

  • ダイヤ変更後、特急列車の運転本数も変更に