「男は生涯で3度しか泣いてはいけない」――男は人前で簡単に泣いてはいけない、ということを意味する古くからの言葉ですが、ツイッターではたびたび大喜利的に使われるフレーズです。今回は、「育児編」とも言えるある投稿をご紹介しましょう。

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それが、3人のお子さんのお父さんでもある小児科医のDr.リノさん(@awaguni_deko8)が投稿したこちらのツイートです。

男は生涯で3度しか泣いてはいけない。
それは自分が産まれた時、親が亡くなった時、子どもが夜寝ない時、子どもがご飯食べない時、子どもがレゴ片付けない時、子どもが夜寝ない時、子どもが勝手に私のチョコ食べてた時、子どもが宿題しない時、子どもが夜中に鼻血出した時、子どもが夜寝ない時、(@awaguni_deko8より引用)

レゴを踏んでしまったときの痛さや夜中の鼻血で汚れた布団、そしてなかなか寝ない子ども……たしかに育児中の「泣きたいとき」はとても3度じゃ済まないですよね。

このツイートを見た人からは、「夜中の鼻血に深く共感www」「これが、思春期頃には一日中寝てる日もある」「レゴはまきびし」「全親父が泣きました」などの声が。

また、「こんなときも泣ける」とさまざまな育児あるあるも寄せられていました。

「おしりにう○ちが付いた状態で逃げ出し、布団にダイブされたときも泣いていいですか」

「パソコンのキーボードのキー全部剥がされた時は泣いてもいいですか? 」

「トミカのはしご車踏んだ時も泣いていいですか」

「子供が先にプリキュアを卒業しちゃう時」

「歩き始めた弟が目を離した隙に包丁見つけてきてこっちにニコニコ来た時はマジで終わったと思いました」

「巻き爪になってる足の指を子供に笑顔で踏まれた時も泣いていいです」

「子供の吐瀉物が目に入ったうちの旦那も泣いて良いですか?」

キーボード全剥がしや包丁など、インパクトが強すぎる言葉が並んでいました。

ちなみに「子どもが夜寝ない」という悩みについては、Dr.リノさんの過去の投稿がとても参考になります。ご本人いわく、「この記事で紹介したことは私自身で一通り試しました。一番効果的だったのはベビーカーで散歩、夜中のドライブでしたね」ということです。

今回のツイートが話題になっていることについて感想を聞くと、「このツイートが話題になっているのは、単純に元ネタの秀逸さが一番大きいと思います。次いで、私をフォローしてくれている方たちはいま現在育児で悩まれている方が多いので、その『育児あるある』がうまくハマって共感していただけたんだと思います。育児で悩まれているのは今の日本だとたぶん圧倒的にママ(女性)の方が多いと思うのですが、パパ(男性)側からこのようなネタツイが発信されることにもちょっとは意義があるのかな、とかも思いました」とのこと。

また普段は小児科医という立場から、子どもの医療や育児に関する情報も発信しており、「ほかにも鼻血が出た時の対処法とか、偏食に関する情報も続きのツイートでまとめていますので、お笑いを窓口にして、そこから正しい医療情報や育児情報につながっていってもらえたらなと思ってます」と話していました。