ASUSは9月3日、Intelの最新CPUであるコードネーム「Tiger Lake」こと第11世代Coreプロセッサーを搭載するノートPCを発表した。なお、いずれも発売時期および価格は未定だ。

ExpertBook B9 B9400

2020年1月のCESに合わせて発表された14型軽量ビジネスモバイルノートPC「ExpertBook B9」の第11世代Coreプロセッサー搭載モデルとなるのが、「ExpertBook B9 B9400」だ。

  • ExpertBook B9 B9400

新モデルは、従来モデル同様にボディ素材にマグネシウムリチウム合金を採用し、米国国防総省が定める調達基準「MIL-STD-810G」に準拠した10種類の試験をパスする優れた堅牢性を確保しつつ、880gの軽さを実現。従来モデルより10g重くなっているが、それでも十分な軽さを確保している。ボディは高さが14.9mmと薄く、携帯性に優れるボディとなっている。

  • 超軽量ボディながら、「MIL-STD-810G」に準拠した10種類の試験をパスする優れた堅牢性を確保している

また、生体認証機能としてWindows Hello対応の顔認証IRカメラと指紋認証センサーを搭載し、簡単にWindowsへログオンできるのはもちろん、IRカメラを活用して利用者が離席すると自動的に画面をロックするAdaptive Lock機能、TPMチップ、カメラを覆う物理シャッターの搭載などビジネスシーンで欠かせないセキュリティ機能も網羅している。

CPUは第11世代Coreプロセッサーを採用し、メモリは最大16GB搭載。内蔵ストレージはPCIe3.0×4 M.2 SSDを最大2基搭載しRAID 0/1構成で利用でき、容量はRAID 0構成で最大2TB。無線LANはIEEE 802.11ax準拠。

  • 第11世代Coreプロセッサーを採用し、SSDを2基搭載しRAID構成で利用できる

ディスプレイは従来同様のFHD(1,920×1,080ドット)表示対応の14型液晶を採用。キーボード手前にテンキーとしても利用できるタッチパッド「NumberPad 2.0」を搭載する点も従来モデルと同じだ。

ポートは、左側面にThunderbolt 4×2、HDMI出力、付属の専用アダプターを利用するギガビットイーサネットを、右側面にオーディオジャックとUSB 3.2 Gen2×1を用意。Thunderbolt 4は4K映像2系統、または8K映像1系統の出力に対応するとともに、GPUボックスを利用することでビデオカードの拡張も可能。もちろんいずれもUSB PD対応で、電力の入力および内蔵バッテリーの充電が可能だ。

マイクは4基搭載し、第11世代CoreプロセッサーのAI機能を活用しビデオ会議などでバックグラウンドノイズを消して自分の声のみをクリアに届けられる。この他、Harman/Kardonブランドの高音質ステレオスピーカーも従来同様搭載する。

この他、製品パッケージのアクセサリーボックスを本体下部に置いてスタンドとして利用できるようになっている点もユニークな特徴となっている。

  • 製品パッケージのアクセサリーボックスをスタンドとして利用できる点もユニーク