ソニーは5月9日、ヘッドホン/イヤホン用アプリ「Sony | Headphones Connect」の最新バージョン7.0.1を提供開始。独自の「アダプティブサウンドコントロール」に、ユーザーが「よく行く場所」を学習させて、その場所に応じたNC/イコライザーモードに切り替える新機能を追加するなど、機能強化を図った。

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    「Sony|Headphones Connect」のアプリ画面(写真は従来バージョンのもの)

Ver.7.0.1のアップデート内容は以下の通り。アプリの対応OSはiOS 11.0以降とAndroid 5.0以降。

  1. 新しいアダプティブサウンドコントロール
  2. 新しいUI(ユーザーインタフェース)
  3. 通知の表示の仕方を変更
  4. イコライザーのカスタム設定のUIが変更

「アダプティブサウンドコントロール」は、ソニーのNCヘッドホン/イヤホン向けの機能で、ユーザーの行動に合わせてノイズキャンセリング(NC)と外音取り込みのバランスを自動調整してくれるというもの。

新しいアダプティブサウンドコントロールでは、今までの行動検出に加えて、スマホのGPSを使った新機能を追加。自宅や職場、駅、ジムなど、ユーザーのよく行く場所をAIが学習して、その場所に応じたNC/イコライザーモードに自動で切り替えてくれるようになる。

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    新しいアダプティブサウンドコントロールには、新たにユーザーが「よく行く場所」を学習させ、その場所に応じたサウンドモードに自動で切り替える機能を追加

具体的には、同機能をオンにしておくとユーザーがよく行く場所をAIが検知して、学習した旨の通知を表示。例えば自宅や職場は2〜3日程度で学習するという。ユーザーがその場所で使いたいNC/イコライザーモードをあらかじめ設定することで、次にその場所を訪れたときに自動でモードを切り替えてくれる。また、地図から手動で場所を指定することも可能だ。対象機種は以下の通り。

  • WH-1000XM2
  • WH-1000XM3
  • WH-H910N
  • WH-XB900N
  • WI-1000X
  • WI-1000XM2
  • WF-1000X
  • WF-1000XM3
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    新しいアダプティブサウンドコントロールでは、地図から手動でよく行く場所を指定して設定することもできる

このほか、UI(ユーザーインタフェース)をタブ形式に変更。アプリと連携しているヘッドホン/イヤホンの確認や設定の画面を、ステータス・サウンド・システムの3つのタブに集約した。また、アプリ画面の背景カラーは連携しているヘッドホン/イヤホン(2019年〜2020年モデルと1000Xシリーズ)の本体カラーを反映したものに変わるようになっている。

新しい機能への登録を促すため、通知画面を見やすいように刷新。イコライザーのカスタム画面のUIも変更し、大画面スマホだと小さく表示されていたのを、スマホの画面サイズに応じて最適化するよう改善した。

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    UIをタブ形式に変更