開催中のCES 2020で、米Lenovoが有機ELの画面を曲げて折りたためるフォルダブルPC「ThinkPad X1 Fold」を発表した。2020年半ばにWindows 10モデルを実際に発売する予定で、価格は北米で2,499ドルから。2画面デバイス用OSのWindows 10Xを採用した追加モデルも計画している。

  • 米レノボ、画面が曲がるフォルダブルPC「ThinkPad X1 Fold」

    1枚の画面を真ん中で曲げてたためる「ThinkPad X1 Fold」

  • 主なスペック。重量はカバー込みでぎりぎり1kgを切る999グラム

折り曲げ可能な13.3型OLED(有機EL)ディスプレイを採用し、本体を2つ折りに畳めるユニークなモバイルPC。ボディは軽量合金とカーボンファイバーを組み合わせたもので、重量は1kg未満。本体を手帳カバーのようにおおう革製カバーはキックスタンド機能も備えており、Bluetooth Mini Foldキーボードを使えば小型ノートPCのような使い勝手を可能とする。ひろげてしまえば画面比率4:3の13.3型タブレットとなり、手書きに便利なアクティブペンも備えている。

  • 実際にタブレットの状態から手帳っぽい状態までたたんでみたところ

  • ヒンジ部分

  • キックスタンドもかねるカバーは革素材で高級感もある

  • マグネットでピタッと装着できる専用キーボード

  • キーボードを装着したままキレイに折りたたむこともできる

CPUはIntel Coreプロセッサで、Intelとの共同開発によりAlways Connected PCに準拠。5G通信のオプションが利用できる。折り曲げ機構にかかわるヒンジ部の機械的、電気的エンジニアリングの課題も、Intelエンジニアリングとの協力で克服したという。採用したOLEDパネルはLG製。耐久性などの品質基準は「ThinkPad基準」を満たすものとのこと。