ルフトハンザとキャセイがコードシェア--ANAなどアジアでの共同事業を補完

ドイチェ ルフトハンザ AG(ルフトハンザ グループ)とキャセイパシフィック航空(拠点: 香港)はこのほど、コードシェアとフリークエントフライヤーに関するパートナーシップを締結した。同提携により、香港経由でのオーストラリア、ニュージーランドへの接続性が飛躍的に向上する。

キャセイパシフィック航空とのパートナーシップにより、ルフトハンザ ドイツ航空、スイス インターナショナル エアラインズ(SWISS)、オーストリア航空は、4月26日からオーストラリア及びニュージーランドの新たな4都市(シドニー、メルボルン、ケアンズ、オークランド)へのフライトを香港経由の接続便として提供する。

フランクフルト、ミュンヘン、ウィーン、チューリッヒから香港を経由する場合、1回の予約でキャセイパシフィック航空が運航する一部の接続便に乗り継ぐことができるようになる。また、キャセイパシフィック航空の運航路線内であれば、最終目的地まで手荷物を預けられるほか、利用のコードシェア区間についてマイルを加算することも可能となる。

また、キャセイパシフィック航空利用者は、ルフトハンザ、SWISS、オーストリア航空が運航し、キャセイパシフィック航空のコードが付与されたフライトで欧州域内14都市にアクセスできるようになる。キャセイパシフィック航空は現時点でフランクフルト、デュッセルドルフ、チューリッヒへのフライトを運航しているが、今後さらに選択肢が拡大する。

ルフトハンザ グループの取締役会長兼CEOを務めるカーステン・シュポア氏は、「キャセイパシフィック航空との連携は、アジア戦略の鍵となる新たな基盤であり、ANAやシンガポール航空、中国国際航空その他アジアにおけるスターアライアンスパートナー各社との商業的な共同事業を補完するものです」とコメントしている。

キャセイパシフィック航空のイヴァン・チューCEOは、「新たなコードシェア協定のもと、キャセイパシフィック航空をご利用のお客さまはフランクフルト、デュッセルドルフ、チューリッヒを経由してルフトハンザ、SWISS、オーストリア航空が運航するフライトが利用可能となり、欧州大陸へのアクセスが向上します。また、ルフトハンザ グループをご利用になり、かつ南西太平洋へご旅行のお客さまは、当社のスーパーハブ空港である香港を経由することでオーストラリアやニュージーランドに向けたフライトへの利便性が高まります」とコメントしている。