Q.妊婦が「赤ちゃんだけでなく、自分も気遣ってほしい」と感じる瞬間は?

たくさんの人に歓迎され、うまれてくる赤ちゃん。妊娠中、赤ちゃんを育てる"母体"としての自分は大切にしてもらえても、1人の女性としての自分を大切にしてもらえていない……と感じる瞬間はないだろうか。今回は、小学生までの子どもを持つ女性215名に、そんな複雑なプレママの気持ちを聞いてみた。

Q.赤ちゃんを育てる母体としての自分は大切にしてもらえても、1人の女性としての自分を大切にしてもらえていない……と感じたことはありますか?

はい 19.5%
いいえ 80.5%

Q.「はい」と答えた方にお聞きします。どんな時に大切にしてもらえていないと感じましたか?

・「つわりは病気じゃない! と言われたとき」(40歳/千葉県/その他/その他・専業主婦等)
・「何に関しても『赤ちゃん大丈夫?』と言われるとき」(26歳/東京都/その他/営業関連)
・「『動いた方が赤ちゃんにいい』とやたら働かされた」(38歳/兵庫県/その他/その他・専業主婦等)
・「睡眠が十分にとれなくて当たり前と言われたとき」(51歳/千葉県/銀行/事務・企画・経営関連)
・「食べられず、やせてふらふらになっているとき、『赤ちゃんは育っています』と言われ、つらい私もどうしたらいいのか気にしてほしいと思った」(33歳/宮城県/事務・企画・経営関連)
・「同居家族から『妊娠中は逆に働いた方がいい』と言われた」(58歳/山形県/その他/その他・専業主婦等)
・「姑も夫も赤ちゃんグッズは買うが、私の家事を代わってくれたり、ねぎらってくれたりはなかった」(49歳/福島県/その他/その他・専業主婦等)
・「腹痛など赤ちゃんに直接何かありそうな症状では大げさなほど心配されましたが、妊娠中、私のメンタルが不安定な時は放置……。『私は入れ物なの?』と思いました」(31歳/三重県/フードビジネス/販売・サービス関連)
・「何でも『お母さんになるんだから』の言葉で片付けられてしまう」(40歳/神奈川県/その他/その他・専業主婦等)

総評
「自分を大切にしてもらえない」と感じたことのある人は約2割となった。どんな時に大切にしてもらえないと感じたか尋ねてみると、「妊娠中の女性が大変なのは当たり前」「赤ちゃんが無事であれば多少のことは我慢すべき」といった周囲の考えが伝わってくる内容が多かった。

きっと赤ちゃんのことを思った周囲の発言には、悪気がない場合もあるはず。しかし、誰より赤ちゃんのことを大切に思っているのは妊娠中の女性であり、つらさや不安定な気持ちを抱えているのも事実だ。そんな思いを周りが気遣ってあげられたら、家族みんなが幸せな気持ちで、赤ちゃんを迎えてあげられるかもしれない。

調査時期: 2017年1月13日~2017年1月20日
調査対象: マイナビニュース会員(小学生までの子どもをもつ女性)
調査数: 215人
調査方法: インターネットログイン式アンケート

※写真と本文は関係ありません