撮影後にフォーカス位置を決められる

最近のLUMIXで推している「4Kフォト」にも対応。4K動画から800万画素相当の静止画を切り出す機能だが、TX1には「フォーカスセレクト」が加わっている。これはカメラが自動的に判断して、ピントの位置をズラした画像を連写、撮影後にタッチパネルに触れた位置にピントが合う機能だ。使うチャンスは限られそうだが、実際に試してみると大きなインパクトを感じた。

通常の4Kフォト機能には、シャッターを押している間だけ連写する「4K連写」、シャッターを押してスタート、もう一度押すとストップする「4K連写 (S/S)」、そしてシャッターを押す1秒前と1秒後まで撮れる「4Kプリ連写」がある。

4Kフォトで記録すると、再生モード画面の左上に4Kアイコンが表示される

パラパラ漫画のように連写した指でスライドして1枚ずつ再生できる。決定的瞬間が見つかったら、その画像を保存できる

4Kフォトは動画として保存されるので、PCに転送して動画再生アプリで見ることもできる

4Kフォトを使えば、このような瞬間も逃がさないが、シャッター速度に制限があるらしく超高速の動きを止められるとは限らない

フォーカスセレクトで撮影した画像を再生してみよう。ピーキング機能をONにすると、ピントが合っている部分が青く着色される

実際の画像をご覧に入れよう。こちらF2.8絞り開放で背景をボカした画像だ

こちらは手前をボカして背景にピントが合っている画像を切り出したもの。ピントが微妙なマクロ撮影で威力を発揮しそうだ