1月20日スタートのムロツヨシ主演TBS系ドラマ『悪党たちは千里を走る』(毎週水曜23:53~24:23)が20日、東京・赤坂の同局にてクランクイン。その撮影に潜入し、現場の様子を取材した。

主人公・高杉役のムロツヨシ(右)と園部役の山崎育三郎

貫井徳郎氏の同名小説を原作とする同ドラマは、ムロ演じる自己中心的なダメ男・高杉篤郎と、山崎育三郎演じる園部優斗、黒川芽以演じる三上菜摘子の3人が、謎の天才犯罪者によって犯人にさせられてしまうユーモラスサスペンス。初日は、ムロ演じるドラマディレクター・高杉が、渾身の企画書を盗用した上司(光石研)に激怒し、後輩の園部(山崎)が止めようとするも高杉の怒りは収まらず、会社を辞めると宣言する第1話のシーンを撮影した。

テレビ制作会社の中でのシーンということで、TBS社内にて撮影。細かく区切られたカットごとに、テストで動きやセリフを確認し、その上で一つ一つ本番が行われた。ムロが本番で突然、アドリブを繰り出す場面も。それに対し、「みなさん! ムロさんが何を言っても笑っちゃダメですからね!」という指示が出されると、笑いが起こった。

また、高杉が上司と言い争いをする中で、ゴミ箱を蹴るという演技があり、ムロの力を込めた蹴りに堪えられずゴミ箱が割れるハプニングも発生。さらに、取り換えたゴミ箱も割れてしまうと、一同爆笑。ムロは「すいません!」と慌て、また、ゴミ箱が光石やエキストラの人に当たりそうになると、その都度「当たってませんか?」「大丈夫ですか?」と気遣っていた。

光石研演じる上司が罵倒するシーン

ゴミ箱が割れるハプニングに笑うムロと山崎

ニセ番組の視聴率を掲示

シーン自体は激しい内容だったが、ムロが撮影の合間に笑わせるなど、終始和やかな雰囲気。ムロは現場の雰囲気づくりについて「自分は自分なりに楽しんで、現場の雰囲気が疲れていたら、少しでも雰囲気が上がるように、冗談話が思いついたらそれをやったり…。それは主演に限らずどんな役でも変わりません」と語った。そして、「両端にいてくれる2人(山崎と黒川)にはすぐ甘えるよって言っているので、気負いせず2人に任せる時は任せれば大丈夫です! 2人とも座長をやっている人ですし」と共演者同士の信頼関係もバッチリのようだ。

なお、現場となったTBSの宣伝部には、今回の撮影のために、「ドラマ制作1部」といった表示が設置され、ニセの番組ポスターも掲示。さらに、『世にも微妙な物語スペシャル』『ふらりほろ酔い無賃乗車の旅』など、爆笑タイトルのニセ番組の視聴率も貼られるなど、細部にもこだわりと遊び心が感じられた。