映画監督の山田洋次、女優の竹下景子、歌手の徳永ゆうきが19日、東京・柴又の葛飾柴又 寅さん記念館で行われた「寅さん記念館 リニューアルオープンセレモニー」に出席した。

左から徳永ゆうき、山田洋次監督、竹下景子

1969年から1995年まで計48作品が公開された国民的映画『男はつらいよ』の世界観を楽しむことができる「寅さん記念館」がリニューアル。今回は同シリーズの出会いと分かれの象徴でもある鉄道や駅など寅さんの旅をテーマにした新しい展示物が追加されている。

同施設のリニューアルオープニングセレモニーに、山田洋次監督と『男はつらいよ』の第32、38、41作目でマドンナ役を務めた竹下景子、山田洋次監督の最新作『家族はつらいよ』(2016年3月12日公開)に出演した徳永ゆうきが登場。同施設の名誉館長を務める山田監督は「こんなに大勢の方が来て下さるとは想像もしていなかったのでびっくりしています」と感謝しながら「渥美さんが亡くなり、寅さんが終了してもうすぐ20年になりますが、僕たちが失ったものは非常に大きかった。そういう思いや下町にあった様々な暮らしを体感できる記念館でありたいと思っています。今回は鉄道を加え、寅さんの時代の旅を体験しながら昔を思い返してもらえる新しい記念館になればと思っています」と観客に訴えた。

また、山田監督は「今日は本当に大勢の方がいてびっくりしています。あなた方に『どうして?』と聞きたいぐらい」と改めて観客の多さに驚嘆したようで「理由があるとは思いますが、いつまで経っても寅さんの世界が良いなと思って下さる人が多い。今の時代、寂しいからじゃないんですかね」といまだ衰えない寅さん人気を分析。また、「寅さんが似合いそうな俳優は?」というアンケートで1位に輝いた大泉洋の話題となり、山田監督は「初めて知った(笑)。いいんじゃないかな。別な寅さんが出来るかもしれないですね」と好印象の様子で、竹下も「見てみたい気持ちはありますね。さくらさんは誰になるんでしょう?」と復活を期待している様子だった。