数多くの候補から自分好みのものを選択できるAndroidデバイス。高度なカスタマイズが可能なことも魅力であり強みです。しかし、その反面、わかりにくさを指摘されることもあります。ここではそんな「Androidのここがわからない」をわかりやすく解説します。今回は、『「NFC」って必要ですか?』という質問に答えます。

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スマートフォンの使い方にもよるでしょうが、NFCは"あるほうが便利"な機能のひとつです。読み取り時はともかく、待機時の電力消費量はごくわずかですから、バッテリーのもちにはほとんど影響しません。iPhoneも6/6 plusにはNFCが搭載されていますが、現在は電子決済機能「Apple Pay」専用ですから、NFCでいろいろなことができるのはAndroid端末ならではの強みといえるでしょう。

NFCは、日本の電子マネー規格に多く採用されている「FeliCa」と互換性があります。決済機能については非互換のため、チャージや支払いには使えませんが、電子マネー/ICカードの残額や使用履歴を閲覧することは可能です。読み取り用アプリがインストールされていれば、カードを所定の位置にタッチするだけでアプリが自動起動され、使用履歴などの情報をスピーディーに確認できます。

Bluetooth機器とのペアリングにも役立ちます。Bluetoothスピーカー/ヘッドホンを利用するときは、最初にペアリングが必要ですが、NFC対応機器であれば所定の位置にAndroid端末をかざすするだけでペアリングできます。使い終わったあとも同様に、機器にAndroid端末をかざせばペアリングを解除できます。

端末間通信機能(P2P)のにも役立ちます。大容量データを送受信するときには、ペアリングと認証までの手続きをNFCで行い、より高速なWi-Fi/Bluetoothに処理を引き継いで実際のデータ転送を行う「ハンドオーバー」と呼ばれる機能です。Android Beamは、この機能によりスムーズでスピーディーなファイル転送を実現しています。

スマートフォンにとってNFCは"あるほうが便利"というより"ぜひ欲しい"機能です。待機時の消費電力はわずかですから、敢えて無効化しておく必要はないでしょう