Q.的外れなアドバイスをもらったことはありますか?

分からないから相談したら、全く見当違いのアドバイスを延々聞かされた……。質問した自分を悔いてしまうような、そんな状況に出くわすこともある。今回はマイナビニュース会員のうち男女300名に、的外れなアドバイスをもらったことはあるか聞いてみた。

Q.的外れなアドバイスをもらったことはありますか?

はい 17.7%
いいえ 82.3%

Q.(「はい」と答えた方にお聞きします)どのようなアドバイスだったか、教えてください

■精神論、根性論は嫌われる
・「解決策にならない精神論」(32歳女性/金融・証券/営業職)
・「根性論: 頑張ればできる、とか、やればできる、とか」(28歳女性/機械・精密機器/技術職)
・「がんばればできる」(28歳女性/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)
・「精神論でアドバイスをする上司がいる……勘弁してもらいたい」(27歳女性/建設・土木/事務系専門職)

■能天気でテキトー
・「仕事に行き詰まった時『一日寝たら大丈夫』と言われた」(29歳男性/機械・精密機器/技術職)
・「食事を取れば体調も整う」(28歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「人手があまりにも足りないとき、上司から『大丈夫! お前が3倍動けば万事解決!』と言われた」(27歳女性/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)
・「精密機械の故障なのに、ファブリーズまけば直るだろ、と真剣に言われた」(36歳男性/機械・精密機器/営業職)

■汚い大人からのアドバイス
・「『すべてのことにイエスと言え』」(29歳女性/自動車関連/その他)
・「会社の飲み会にはなるべく参加する等」(23歳女性/その他/事務系専門職)
・「どうやったら、怒られにくいか」(28歳男性/医療・福祉/事務系専門職)

■上から知ったかぶり
・「背景が判っていないにもかかわらず、知ったかぶりでアドバイスをもらった」(45歳男性/電機/事務系専門職)
・「だいたいしたり顔でアドバイスしてくることで、的確だったことはないです」(42歳男性/自動車関連/技術職)
・「なになに? と後から入ってきて、それはあれだよと的外れなことを言い出す同僚」(35歳男性/小売店/販売職・サービス系)
・「この会議録でいいですか? と確認をとるだけだったが、その会議での持論を延々と1時間しゃべり続けられてしまったこと」(33歳女性/学校・教育関連/事務系専門職)
・「アドバイスというより、自分の経験談の話になり自慢話? になっていった」(28歳女性/機械・精密機器/営業職)

■役に立たない
・「パソコンが得意な人で、仕事のことが聞きたいのに、パソコンのワードやエクセルばかり教えられた」(33歳女性/金融・証券/専門職)
・「相談したが『あなたはどう考えるの?』を繰り返されるだけで、全然アドバイスにならなかった」(34歳女性/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)
・「会社に提出する伝票の書き方を上司に教わったら間違えだらけで経理に怒られた」(30歳女性/金属・鉄鋼・化学/秘書・アシスタント職)
・「現場の実態を知らない」(28歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「参考にしてといった資料を貰ったが、ぜんぜん役に立たなかった」(32歳男性/電機/技術職)
・「仕事の内容に関して全く関係の無いアドバイスをされたが、その為に時間が無駄になってしまった」(38歳女性/運輸・倉庫/技術職)

■総評
的外れなアドバイスをもらってしまったという人は17.7%だった。「いつも的外れ」「絶えずトンチンカン」という声もいくつか見られたが、お気の毒という他ない。

最も嫌われているのは、具体的な対処法や解決策ではなく、「精神論」「根性論」に落とし込むアドバイスだった。「やればできる」「頑張ればいい」といったド根性は今時流行らない上、建設的ではない。また「1日寝たら大丈夫」「3倍働けば解決だ!」なんて、適当もいいところの言葉は、真面目に仕事している人の気持ちをシラケさせるだけなので、せめて親身にその人の気持ちになってアドバイスしてほしいところだ。

上から目線で知ったかぶりをしたり、自分の経験談を長々語ったりするアドバイスは、スルーというよりも反発されてしまうよう。話している側は良かれと思って伝えているのかもしれないが、自慢話のように感じてしまう人もいるようだ。また、仕事に疲れ果てた大人からの自己弁護的なアドバイスは、若者には響かないことも多い。「すべてにイエスといえ」なんて末期的な処世術、未来ある若者には聞かせて欲しくない……。

「上司にやり方を聞いたら間違っていて怒られた」なんてケースも報告された。的外れは、よく分からないことを質問されて適当に答えることから起きているのかもしれない。先輩・上司だからといって万能ではない。いい加減に答えるよりは、一度しっかり確認したり、よく知っている人に相談を回すなど、答える側も真摯な対応が必要かもしれない。

調査時期: 2015年4月14日~4月16日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性125名 女性175名 合計300名
調査方法: インターネットログイン式アンケート