ランボルギーニ・ジャパンは17日、東京・渋谷の「AiiA Theater Tokyo」にてプレス発表会を行い、新モデル「ランボルギーニ・ウラカン LP 610-4」を国内初披露した。

「ランボルギーニ・ウラカン LP 610-4」

今年のジュネーブ・モーターショーで世界公式デビューを飾った「ウラカン」は、ランボルギーニ史上最も成功したモデルであり、合計1万4,022台生産された「ガヤルド」の後継車。他のランボルギーニ車と同様、闘牛にちなんだ名称で、1879年8月の試合に出場したスペインのコンテ・デ・ラ・パティーリャ種の闘牛に由来するという。

アウトモビリ・ランボルギーニ代表兼CEOのステファン・ヴィンケルマン氏

エクステリアは「ガヤルド」から一新され、ピュアでありながら力強くダイナミックなデザインに。メインのヘッドランプをはじめ、すべてのライティング機能に最新のLED技術を標準装備した。インテリアはエレガントなデザインで、コックピットには完全統合型コントロールおよび12.3インチのTFTインストルメントクラスターを搭載。新V10エンジンは排気量5.2リットルで驚異的な推進力を発揮し、最高出力449kW/610HPを実現した。0-100km/h加速は3.2秒、最高速度325km/hとのこと。

プレス発表会には、イタリアのアウトモビリ・ランボルギーニ代表兼CEO、ステファン・ヴィンケルマン氏も出席。「ウラカン」について、「スーパースポーツカー体験の再定義を狙いました。公道では走りやすく、レース・トラックではそのパフォーマンスを存分に発揮する必要があると考えています」と述べた。同車のキーワードとして、「本能を呼び覚ますテクノロジー」を掲げ、カーボンファイバーとアルミニウム素材を統合した新ハイブリッド・シャシー、新設計の電子制御4WDシステムやエレクトロニック・パワーステアリングなどに言及していた。

「ランボルギーニ・ウラカン LP 610-4」の車両本体価格は2,750万円(税別)。アウトモビリ・ランボルギーニ本社(サンタアガタ・ボロネーゼ)に新設された生産ラインで製造され、今年春から出荷開始されている。