6月9日の劇場公演をもってAKB48を卒業する大島優子が、30日に放送されたTBS系のトーク番組『A-Studio』(毎週金曜23:00~23:30)に出演し、AKB48として活動した日々を振り返った。

AKB48の日々を振り返った大島優子

大島は当時17歳の2006年、AKB48に2期生として加入。以後8年続いたアイドルとしての日常を「高校からずっと青春が続いているような感じ」と表現する。栃木県内の高校に通いながら、約1時間30分をかけて東京と行き来する毎日で、時には早退することも。同期で昨年8月に卒業した秋元才加は、加入したばかりの頃に大島が「帰りたい」と言いながら泣く姿を目撃したことがあったという。

MCの笑福亭鶴瓶が「すごいもんなAKBって。修行の場やんか」と感心すると、大島は「修行ですね」と同意しながら、「恵まれた環境ですけどね」とコメント。現在、卒業を間近に控えた大島はAKB48としての活動をほとんどしていないそうで、「メンバーに会わなくなって自分の時間が作れるようになったんですけど…8年間AKBでやってきた日々が、もう、なんて言うんだろう…"嘘"だったみたいな」と心境を明かし、「時間ごと…秒数ごとに仕事をやっていたので」とようやく客観視しはじめている。

分刻みのスケジュールは、知らず知らずのうちに大島を追い込んでいた。「心が大丈夫な時に体がダメで。体が大丈夫な時に心がダメで。そのバランスをとるのが難しかった」と振り返り、その両者の関係性について大島が残した言葉が「バラバラ」。「自分がやりたくて好きでやっているお仕事なのに(忙しすぎて)何をやっているのか分からない…でもなんで分からないの?」と無表情で涙を流すこともあったそうで、大島は笑みを浮かべながら「今考えるとすごかったなぁって…」と感慨深げに振り返っていた。