千葉県浦安市の東京ディズニーランドで26日、5月29日にスタートするプロジェクション技術を駆使した夜のエンターテイメント、キャッスルプロジェクション「ワンス・アポン・ア・タイム」がプレス向けに初お披露目された。

初お披露目された東京ディズニーランドのキャッスルプロジェクション「ワンス・アポン・ア・タイム」

東京ディズニーリゾートが、初めてエンターテイメントプログラムにプロジェクションマッピング技術を取り入れた「ワンス・アポン・ア・タイム」は、東京ディズニーランドのシンボル・シンデレラ城で公演するプロジェクションマッピング。20台のプロジェクターからシンデレラ城に投影される映像に加え、レーザーやサーチライト、小型花火などの特殊効果を駆使して、ディズニーの物語を表現する。

居合わせたゲストも見守る中、テーマ曲「ワンス・アポン・ア・タイム」が流れプログラムがスタート。ティンカーベルが妖精の粉を振りまくと、シンデレラ城が大きな絵本に姿を変え、ページがめくられるたびにディズニーの物語が次々に登場した。そして『美女と野獣』のミセス・ポットに息子チップが「何かお話を聞かせて!」とせがむと、ミセス・ポットは「むかしむかし、あるところに…」と語り始め、ミセス・ポットが語る数々の物語がシンデレラ城に現れた。

ピノキオが登場

アリエルも登場

ミセス・ポットとチップ

最初の物語は『ふしぎの国のアリス』。アリスはふしぎの国へ迷い込み、ホワイトラビットを追いかけたり、クイーン・オブ・ハートのトランプの兵隊に追われたり、マッドハッタ―たちのヘンテコなティーパーティーに出会う。2番目の『塔の上のラプンツェル』では、魔法の黄金の花がシンデレラ城を包み、ボートに乗ったラプンツェルとフリン・ライダーが満天の星空を見上げる中、夜空にいくつものランタンが昇っていった。

『ふしぎの国のアリス』

トランプに包まれるシンデレラ城

『塔の上のラプンツェル』

続く『シンデレラ』では、悲しみに暮れるシンデレラのもとに、フェアリーゴッドマザーが現れ、魔法をかける。小鳥やネズミたちがドレスを作り、最後にプリンス・チャーミングと踊るシーンが登場。『ピーター・パン』では、ピーターパンと子供たちが、ビッグ・ベンの鐘が鳴り響くロンドンの夜空を、ネバーランド目指して飛んでいく姿が描かれた。

『シンデレラ』

プリンス・チャーミングとダンス

『ピーター・パン』

5番目の物語は『白雪姫』。森の中の小屋で、七人のこびとたちが白雪姫を囲んで陽気に踊り続け、ドーピーがくしゃみをすると、芝居の書き割りのように小屋が前に倒れてくるような映像に。『くまのプーさん』では、プーさんたちが暮らす"100エーカーの森"の中を、風船を持ったプーさんが風に乗って飛んでいき、プーさんの夢の中が表現された。

『白雪姫』

楽しそうに踊る白雪姫

『くまのプーさん』

最後の物語は『美女と野獣』。ベルとビーストがワルツを踊るシーンに続き、ガストンとの決闘のシーン、そして、ビーストが人間に戻る感動の瞬間が描かれた。そして、ミセス・ポットとチップが声をそろえ、「そしていつまでも幸せに暮らしました」と締めくくり、盛大なフィナーレへ。大ヒット公開中『アナと雪の女王』のエルサとオラフも登場し、ゲストから歓声が沸き起こった。

『美女と野獣』

人間に戻る名シーン

エルサとオラフも登場

「ワンス・アポン・ア・タイム」は、5月29日より1日1~2回公演。中央鑑賞エリアは、抽選による座席指定券が必要となる。抽選は、開園より各回実施時間の30分前まで、トゥモローランド・ホールにて行う。

撮影:蔦野裕