トヨタ自動車は、米国・デトロイトで開催されている『2014年北米国際自動車ショー』(デトロイトモーターショー : 開催期間13日~26日)において、レクサスの新型高性能クーペ「RC F」を発表した。発売は、2014年後半を予定。

「レクサス RC F」

RC Fは、2013年11月の『第43回東京モーターショー2013』で発表した「スポーツクーペRC」をベースに、レクサススポーツ"F"の中核モデルとして、2007年発売の「IS F」以降受け継がれてきた"F"ブランドのイメージをけん引すべく開発。高出力エンジンやトランスミッション、サスペンション、空力パーツなど、数多くの専用装備を採用し、レクサスのエモーショナルな走りを象徴するモデルとしている。

具体的には、コーナリング時に後輪の駆動力を最適に制御し、理想的な車両挙動を実現する新開発の車両制御機構「TVD(Torque Vectoring Differential)」をFR車として世界初採用したほか、車両挙動の統合制御システム「VDIM」では、「Sport」モード制御改良と、「Normal」モードでの高い車両安定性と予防安全性能を確保を実施。パワートレーンには、直噴機構「D-4S」を搭載した新型V型8気筒5.0Lエンジンを、トランスミッションには「8-Speed SPDS」を採用している。

「レクサス RC F」インテリア

エクステリアデザインは、クーペならではの低く構えたワイドスタンスを生かしたスタイリングを実現するとともに、エンジンフード上のエアアウトレットや速度に応じて制御されるアクティブリヤウイングを採用するなど、空力性能にも配慮した外形デザインとしている。インテリアデザインでは、表皮一体発泡工法を採用したホールド性の高い専用シート、滑り止めのスリットを配した新意匠のペダルなど、スポーツ走行時の運転操作をサポートする機能部品を採用。スポーツ走行をサポートする情報をインストルメントパネル内に表示する専用メーターの新採用も行われている。

「レクサス RC F」