「アナフィラキシー」について知っていることを選んでください

トレンド総研は食物アレルギーをもつ3~6歳の未就学児と小学生の母親各800名(計1,600名)を対象に、「食物アレルギーによるアナフィラキシー」に関する意識・実態調査を実施した。調査は11月15日~19日に行った。

73%が「アナフィラキシー症状を説明できる」

「アナフィラキシー」とは、短時間に全身にあらわれる重篤(じゅうとく)なアレルギー反応のこと。さらに、血圧低下や意識障害などのショック症状を伴う場合をアナフィラキシー・ショックと呼び、場合によっては命に関わることもある。

最初に、“アナフィラキシー”に対する認識を尋ねたところ、72.9%が「どのような症状のことをいうのか説明できる」と回答した。しかし、「アナフィラキシーを起こすのは重篤なアレルギーを持っている人とは限らない」と回答したのは全体の50.3%。今回の調査対象はアナフィラキシー既往歴のある人や、アナフィラキシーを発症するリスクを持っている人となっているが、それでも半数がアナフィラキシー発症リスクに対する認識が十分ではないことが分かった。

食物アレルギーで85%が皮膚や粘膜で発症

次に、子供の食物アレルギー症状が最も強くあらわれた時の症状について尋ねたところ、じんましんやかゆみ、口の中が腫(は)れるなど皮膚や粘膜の症状を発症したと回答した人が全体の84.9%を占めた。次いで息切れ、せきなどの呼吸器の症状(20.0%)、強い腹痛、おう吐などの消化器の症状(16.7%)が続いた。

子供のアレルギー症状が最も強くあらわれた時の症状は?

また、アナフィラキシーの疑いがある複数の症状を発症したと回答した人は全体の3人に1人に当たる26.8%。その症状について33.6%が「アナフィラキシーまたはアナフィラキシー・ショックではない」、20.1%が「分からない」と回答し、半数以上がアナフィラキシーだと疑っていないことが分かった。

アナフィラキシー補助治療剤は半数が認識

次に、アナフィラキシーに対する有効な応急処置であるアナフィラキシー補助治療剤“アドレナリン自己注射薬(エピペン)”を知っているか尋ねたところ、53.9%が「知っている」と回答した。そのアドレナリン自己注射薬が保険適応で処方されるようになったことを知っている人は29.0%だった。

アナフィラキシー補助治療剤のアドレナリン自己注射薬を知っていますか?

続いて、子供が実際に「アナフィラキシー」と診断されたことがあるか尋ねたところ、13.1%が「ある」と回答。食物アレルギーの対応策として「アレルゲン除去食」を行っている人は70.5%と高かったが、「アドレナリン自己注射薬の携帯」を行っていると回答した人は14.8%にとどまった。

子供はこれまでに「アナフィラキシー」と診断されたことがありますか?