「次世代車の名称認知度」

マクロミルはこのほど、日刊自動車新聞と合同で行った「次世代車に関する調査」の結果を公表した。調査は全国の20~69歳の自家用車所有者1,029名を対象に、10月25日~28日にインターネットで実施した。

最も認知度が高いのは「ハイブリッド車」

同調査では「次世代車」の定義を、環境省が策定した「低炭素社会づくり行動計画」において提議されている、「ハイブリッド自動車」「電気自動車」「プラグインハイブリッド自動車」「燃料電池自動車」「クリーンディーゼル自動車」の5車種としている。

「次世代車」の名称認知度(「確かに知っている」と「見聞きしたことがあるような気がする」)を調べると、「ハイブリッド車」(98.0%)と「電気自動車」(97.5%)が高く、「クリーンディーゼル車」(87.6%)、「燃料電池車」(82.5%)、「プラグインハイブリッド車」(81.0%)が後には続いている。男女別で見ると、「ハイブリッド車」と「電気自動車」以外の認知度は男性の方が高かった。

それぞれの車種に対する興味度を聞くと、「ハイブリッド車」(67.5%)が最も高く、後には「プラグインハイブリッド車」(54.3%)、「電気自動車」(51.9%)と続いた。また、年齢別で見ると、「燃料電池車」に対する興味度は年代が上の層ほど高いという結果も出ている。

「次世代車への興味度」

購入意欲でも「ハイブリッド車」がトップに

次に、次世代車についての特徴やメリット、デメリットを提示した上で、魅力を感じるかどうかを聞くと、「ハイブリッド車」(62.3%)の魅力が最も高いという結果が出た。後には「燃料電池車」(34.6%)、「プラグインハイブリッド車」(34.2%)が続く。

購入したいかどうかという質問でも、「ハイブリッド車」(51.0%)が最も高いという結果になった。次に高いのは「クリーンディーゼル車」(23.3%)となっている。

「次世代車の購入意向」

3割は購入予算の追加を考えない

最後に、次世代車を購入する意向がある人を対象に、「もし次世代車を購入するとしたら、今考えている購入予算に加えていくらまでなら払う意向があるか」を尋ねた。追加許容金額で最も高いのは「燃料電池車」で38万2,830円。最も低いのは「クリーンディーゼル車」で22万5,680円となっている。

ただし、この平均金額は、3割前後の回答があった「0円」という「お金を払いたくない人」を含んでいる。そのため、次世代車購入意向者の約3割は「購入意向はあるが、今考えている購入予算に追加するつもりはない」と考えているという結果となる。

「次世代車を購入する場合の追加許容金額」