AKB48の篠田麻里子が8日、神奈川・日産スタジアムで行われた「第5回AKB48選抜総選挙」の開票イベントで、AKB48を卒業することを発表した。

選抜総選挙5位のスピーチで、卒業を発表した篠田麻里子

9万2,599票を獲得し5位になった篠田は、壇上のスピーチで涙ながらに「後輩の勢いのある姿を見ていたら、私はひとつの決断をしようと思いました。私、篠田麻里子はAKB48を卒業します」と発表。場内にファンの悲鳴がこだまする中、「卒業はやっぱり地元でしたいなとずっと思っていたので、急ではあるんですが来月の福岡ドームで卒業させてください」と20日と21日に行われる公演を、AKB48としての最後の舞台にすることを明らかにした。

前回の選抜総選挙で「つぶすつもりで来てください。私はいつでも待ってます」という言葉を残した篠田は、昨年からはチームAのキャプテンに。後輩たちを見守り続けた1年を「たくさんの後輩たちが期待に応えようとがんばっている姿を感じとれる一年でした」と振り返り、「後輩たちの勢いのある背中を見てたら本当にうれしくなりました」と声を震わせながら語った。「私はAKB48に悔いはありません」。絞り出すように言ったこの一言に、ファンの「麻里子ー!」の声はやがて7万人の"麻里子"コールとなり、篠田はこみ上げる思いを抑えるように口元を覆った。

卒業については、「今年を一生懸命生きようと思って、毎年考えていた」と常に頭の中にあったことを明かし、「後輩に背中を押してもらった。そんな気分です」と晴れ晴れとした表情を見せた。そして、「AKB48グループは、まだまだ上を目指せると思います。私は卒業しても、そばでメンバーを見守っていけたら」と語り、「私が約8年間もAKB48人生を送れたのは本当に支えてくれたファンの皆さんがいたからです。私にとって応援してくださる皆さまは宝物です。本当にありがとうございました」と感謝の気持ちを伝えた。

突然の発表に、高橋みなみは泣き崩れた。「麻里子様はほぼ同期だし、離れていくのもすごく寂しいんですけど、本当にずっと前を歩いてくれていたのでその前に行く姿を見ながら、皆さんも押してあげてほしいなと思います。もう…」と最後は言葉にならない姿に、ファンは拍手。篠田からの「総監督はAKBにも必要な存在だと思うので30年、いや、100年がんばってもらいたいと思ってます」に、高橋は顔をくしゃくしゃにしながら笑顔で応えた。

今回の卒業発表のスピーチでは、「以前、『つぶすつもりで来てください』と強い発言をしたんですけども、一年間見守ってて、一生懸命考えて席を譲るのも私らしいかなと思って決断に至りました」と経緯を説明していた篠田。指原莉乃が前回の4位から1位に、そして2位の大島優子、3位の渡辺麻友、4位の柏木由紀がそれぞれ前回から1つ順位を落とす中、16人の選抜メンバーには、NMB48の山本彩と渡辺美優紀が14位と15位、SKE48の松井珠理奈と松井玲奈が6位と7位と昨年から順位を上げるまさに"つぶす"勢いの躍進を見せたものの、篠田は前回と同じ5位を堅持。6位松井珠理奈との差は、1万5,429票だった。