ボディビルの世界に復帰するというアーノルド・シュワルツェネッガー (C)BANG Media International

俳優のアーノルド・シュワルツェネッガーが、新作TVシリーズ『パンプ』でボディビルの世界に復帰すると言われている。

シュワルツェネッガーは、すでに米ケーブル局のショータイムに番組の権利を売却したという。1970年代のカリフォルニア、ベニス・ビーチを舞台にしたという1時間枠の今回のドラマは、今日のフィットネス産業や「ボディビルダーの肉体信仰を培った文化」のルーツを辿るとスポーツジム「パンプ」に行き着くという内容が描かれることになり、パイロット版が現在制作されているところ。もしこの企画が正式に実現した場合には、シュワルツェネッガーも準レギュラーとして出演するという。

番組の製作総指揮を務めるエリック・タネンバウムは、脚本家のマイケル・コニーヴェスがこの企画を持ち込んできた時にはとてもうれしかったとハリウッド・レポーター誌に話している。「とっても気に入りました。でもこのストーリーを本当に伝えたかったら、アーノルドを巻き込まないといけないってその時伝えたんです。フィットネスやボディビルのブームが誕生したのは、ちょうどアーノルドがアメリカに移住してきた頃からなんです」

御年65歳のシュワルツェネッガーは15歳の時にウェイト・トレーニングを始め、アマチュアのボディビルダー選手権でミスター・ユニバースのタイトルを獲得した翌年の1968年にアメリカへと移り住んでいる。その後、プロのミスター・ユニバースのタイトルも3回獲得し、ミスター・オリンピアでは7回もトップに輝くなど華々しいキャリアを築き、ボディビルの世界では伝説的な存在となった。それから1970年にハリウッドの映画界へと転向したシュワルツェネッガーだったが、ようやく1977年に重量挙げの映画『鋼鉄の男』に出演して脚光を浴びるようになっている。

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