オリオン電機は2月22日、オーディオ部分をパイオニアと共同開発した液晶テレビ「DP」シリーズを発表した。ラインナップは「DP393-1HG1」「DP323-1HG1」「DP293-1HG1」の3モデル。発売は3月上旬で、価格はオープン。推定市場価格は、DP393-1HG1が60,000円前後、DP323-1HG1が50,000円前後、DP293-1HG1が40,000円前後。

オーディオ部分をパイオニアと共同開発した液晶テレビ「DP」シリーズ。写真は39V型の「DP393-1HG1」

オリオン電機では、スリムべゼルデザインを採用した液晶テレビ「DN」シリーズを2012年11月に発売している。このDNシリーズをベースに、オーディオ部分をパイオニアと共同開発し、高音質化を図ったのがDPシリーズだ。

搭載しているスピーカーは、パイオニア製の41mm×122mm楕円形ユニット×2で、アンプの実用最大出力は10W×2。音質のチューニングはパイオニアが行っており、臨場感の高いサウンドを実現している。

搭載しているチューナーは、地上/BS/110度CSデジタル×1基。ケーブルテレビが利用するパススルー方式にも対応する。液晶パネルは、39V型のDP393-1HG1のみ1,920×1,080ドットのフルハイビジョンパネルで、他の2モデルは1,366×768ドットのハイビジョンパネルだ。バックライトは、いずれもLEDを採用している。

USB接続タイプの外付けHDDへの録画機能も搭載。EPGからのタイマー録画、追いかけ再生、1.3倍速の音声付き早見再生も可能だ。オリオン電機で動作の確認を行ったハードディスクは、Webサイトに掲載されている。

32V型の「DP323-1HG1」

29V型の「DP293-1HG1」

入力インタフェースは、HDMI×2系統、D4×1系統、AV入力×1系統。HDMI端子は、CECとARCに対応している。出力インタフェースは、同軸デジタル音声×1系統にヘッドホン×1系統を装備する。

本体サイズは、DP393-1HG1がW888×D187×H564mm、DP323-1HG1がW733×D170×H471mm、DP293-1HG1がW663×D170×H429mm。重量は、DP393-1HG1が約9.4kg、DP323-1HG1が約6.6kg、DP293-1HG1が約5.3kgだ。消費電力は、それぞれ、69W/63W/61Wとなっている。