自動車保険一括見積もりサービスを中心とした保険比較サイト「保険の窓口インズ」が、車とコストの関係についてのアンケートを実施した。「ガソリン代の高騰や税金の値上げなどで車の維持も大変だが、車は必要だからやりくりして乗っている」という意見が多く寄せられた。

車の維持費の理想と現実

年間の車の維持費は10万円超~20万円が32.6%と最も多く、次いで20万超~30万円が27.8%であり、この価格帯が全体の半数以上を占めた。

一方、理想の維持費については、現在よりも少なくしたいという回答が多く、理想の価格帯は「10万円以下」が圧倒的多数を占める結果になった。

車の所有にかかる維持費(必要経費)の中で、最も割高だと考えられているのは燃料代。自賠責(強制保険)や車のメンテナンス費用、道路通行料などに関しては必要最低限とみなす意見が多く、割高と思う意見は少数派となった。

「収入が変わらず、車の維持費が倍になるとしたら車をどうするか」という質問に対しては、全体では「持ち続ける」という回答が52.6%で半数を超えた。しかし、交通機関が発達している東京都とそれ以外の都市を比較すると、東京都においては逆転し、手放すと答えた人が半分という結果に。

毎年納める重量税や定期的な車検代など、車を所有するにもそれなりに費用がかさむ。節約したいと思っても、車関係の出費を減らすのはなかなか難しいようだ。

また、「エコカー減税・エコカー補助金制度」の認知度は高く、「なんとなく知っている」58.4%、「制度名のみ知っている」26.9%、「詳しく知っている」11.9%を合わせると97.2%を占めた。

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