ソニーは4日、密閉型ヘッドホン「MDR-ZX650」「MDR-ZX600」の2製品を発表した。発売は4月21日で、希望小売価格はMDR-ZX650が9,975円、MDR-ZX600が7,455円となっている。

「MDR-ZX650」(左)と「MDR-ZX600」(右)

「MDR-ZX650」は「スイーベル&折りたたみ機構」を採用する

2製品ともに、小型のハウジングを採用するポータブルタイプの密閉型ヘッドホン。MDR-ZX650は「スイーベル&折りたたみ機構」を採用しており、持ち運び時にはコンパクトに折りたたむことができる。一方のMDR-ZX600は、折りたたみはできないが、ハウジング部にスイーベル機構を備えており、本体をフラットな状態にすることが可能だ。

現在、ソニーの密閉型ヘッドホンのラインナップは、モニター向けのモデル「MDR-Z1000」「MDR-ZX700」と、「MDR-ZX500」「MDR-ZX300」「MDR-ZX100」といった比較的リーズナブルなデイリーユース向けモデルの2系統に分かれている。新モデルはMDR-ZX500の後継モデルということになるが、実質的にはこの2系統の間を埋める製品だ。

以前は、ファッション性を高めたモデル「MDR-PQ1」「MDR-PQ2」などもラインアップされていたが、現在はタイ洪水の影響で生産完了となってしまっている。新モデルでは、これらのモデルのファッション性重視のデザインも受け継ぐ。

ドライバーサイズは、2製品ともに40mm径。マグネットにはネオジウムを採用する。コードは、MDR-ZX650が片出しで、MDR-ZX600が両出しタイプ。いずれも絡みにくいフラットタイプを採用している。重量は、MDR-ZX650が約220gで、MDR-ZX600が約170gだ。

なお、本体色はブラックがベースだが、ハウジングの一部にアクセント的にMDR-ZX650ではブルーとレッド、MDR-ZX600ではブラックとブルー、レッドのカラーが採用されており、その部分の色とコードの色は統一されている。コード長は1.2mだ。

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