テレビ機能を強化しているモデルではあるが、それ以外の部分もしっかりと作り込まれている。離れた位置から操作することも多い大型ディスプレイ搭載AVモデルの操作性を向上させるものとして「D731シリーズ」全モデルに搭載されているのが、声やハンドジェスチャで操作できる「てぶらナビ」だ。

「てぶらナビ」はデスクトップに「シャトルくん」というロボットのキャラクターが常駐し、自然語での音声コントロールに対応する。テレビのスイッチを入れたい、ニュース番組が観たい、ニュースを読み上げてほしいといった要望に応え、そのとおりに動いてくれるものだ。実際に使ってみると、かなり認識率はよいと感じられる。家事や出かける支度の手を止めずに、音声の指示でニュースを読み上げてもらうといったこともできる。

デスクトップに常駐する「シャトルくん」に呼びかけると音声で操作できる

ハンドジェスチャーでは映像のリプレイやスキップ操作ができるため、少し離れた位置で画面を見ながら操作したい時に便利だ。リモコンに手を伸ばすのが面倒だったり、たんに手軽に操作したいというときに使うとよいだろう。このジェスチャーは、東芝製のアプリケーションだけでなく、Windows付属の「Windowsフォトビューアー」でも利用できる。

本体前で手を振れば画像や映像のコントロールができるジェスチャ操作も便利

ジェスチャ操作は本体上部のカメラに向かって手を振ることで実行できる