4月2日公開の映画『津軽百年食堂』の完成披露試写会が4日、都内で行われ、オリエンタルラジオの藤森慎吾と中田敦彦、福田沙紀、大森一樹監督らが出席した。

左から福田沙紀、オリエンタルラジオの中田敦彦と藤森慎吾 拡大画像を見る

青森県弘前市で4代にわたって食堂を営む大森家の姿を感動的に描いた大森明夫の同名小説を、大森一樹が映画化した本作。3代・100年続く食堂を継がずに上京した陽一(藤森慎吾)が、葛藤を乗り越えて4代目となる決心をするまでの心の変化を、初代・賢治(中田敦彦)の人生と重ねて描き出す。

映画初主演の藤森は「主役と聞いて、正直ニヤついていました。最初にお話を聞いた時はバラエティー番組の収録前でパンツ一丁でして」と笑わせるも「良い経験をさせてもらいました。非常に素敵な作品になってます。ご覧になって是非、弘前に足を運んでいただきたいですね」とアピール。明治時代に生きた大森食堂の初代店主・賢治役の中田は「監督に顔が明治っぽいと褒められました(笑)。自分の新しい才能に気付きましたね」と話していた。そんな2人に大森は「初日から『こいつらやるな』という感じでした」と絶賛し、「ここ数年撮った映画の中では自信作。満足していただけると思いますよ」と自信を覗かせていた。

古くから伝わる津軽ソバ作りに挑戦した中田と藤森。試食した原作者の森沢明夫は「青森に行きたくなりますね」と絶賛するも、大森は「大丈夫!でもバサバサ切れるな……」と不満も……

また、プライベートでカメラが趣味だという福田は、陽一が東京で出会うヒロイン、カメラマンの七海役。「プライベートでは風景を主に撮ります。たまに人物も撮ったりしますよ」と明かし、「撮影中も写真を撮ったりして一人で楽しんでいました。それが世に出ることはないですけど(笑)」と撮影を振り返っていた。映画『津軽百年食堂』は、4月2日より全国順次公開。