パナソニックは2日、「Let'snote」にマルチタッチ対応の12.1型のコンバーチブルタブレットモデル「C1」シリーズや、F9、S9、R9の各シリーズにOffice 2010(Office Home and Business 2010)搭載モデルを追加した。

C1シリーズは6月25日(受注生産)より、Office 2010搭載モデル(台数限定)は6月17日より順次発売される。店頭予想価格は、C1シリーズが200,000円前後、Office 2010搭載モデルは、14.1型のF9シリーズが225,000円前後、10.4型のR9シリーズが205,000円前後、12.1型のS9シリーズが225,000円前後。

Office Home and Business 2010搭載モデル。左から14.1型のF9シリーズ、12.1型のS9シリーズ、10.4型のR9シリーズ

なお、Office 2010搭載モデルについては、Office Home and Business 2010が追加された以外、5月11日に発表された2010年夏モデルと同じなので、スペックなどは以下の記事を参照いただきたい。

「C1」シリーズ

「C1」シリーズ

C1シリーズの重量は約1.46kg(付属のバッテリパック1パック搭載時)で、同社によれば、12.1型液晶以上搭載コンバーチブルPCにおいて、世界最軽量だという(2010年6月2日現在)。

開閉ヒンジと回転ヒンジを分離し、耐久性の向上や不要な回転防止を図った同社独自のトリプルヒンジ構造を採用するほか、76cm動作落下試験、30cm自由落下試験、100kgf加圧振動試験などをクリアした頑丈設計となっている。ホットスワップ対応の2つのバッテリを装着でき、1バッテリ時は6.5時間、2バッテリ(オプションで追加)では13時間の駆動が可能。また、急速充電に対応しており、2バッテリでも3時間で充電が完了する。

折りたたんだ状態

ペン入力(デジタイザー)やマルチタッチ機能搭載で、対面でのプレゼンや手書き入力も可能。PC上で電子黒板の機能を実現する同社独自のユーティリティソフト「透明ボード」も利用でき(同社のWebページにて提供予定)、画面上に手書きした内容をそのままにデータ保存できる。

おもなスペックは、CPUがIntel Core i5-520M vPro(2.40GHz)、メモリがDDR3 SDRAM 2GB(最大6GB)、ストレージが250GB SATA HDD、グラフィックスはIntel HD Graphics (CPU内蔵)、光学ドライブはなし、ディスプレイは12.1型WXGA(1,280×800ドット)液晶、OSはWindows 7 Professional(32bit/64bit対応、購入時は32bit)。

通信機能は、IEEE802.11a/b/g/n対応無線LAN、Bluetooth V2.1+EDRと10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T対応有線LAN。また、WiMAXを標準搭載している。インタフェースは、USB 2.0×3、D-Sub、PCカード(TYPE II)スロット、SDメモリカードスロット(SDHC/SDXC対応)、マイク、オーディオ出力。外形寸法はW299.2×D226.5×H30.6~44.3mm。