2010年4月13日から14日まで、中国・北京市で、IntelのIDF(Intel Developer Forum)が開催された。これは、その基調講演のレポートだ。現在では、IDFは、米国で年一回開催ではあるが、前回の米国IDFから時間がたっていることもあり、いくつかのアップデートがあった。ただ、中国での開催は、どちらかというと、中国ローカルの話題が大半で、米国からの講師も、一般的なところから話を始めることがほとんどであるため、米国のように最新情報ばかりというわけではない。

IDF初日最初の基調講演を行ったDavid Perlmutter氏

初日、最初の講演は、米Intel アーキテクチャ事業本部、本部長兼、上級副社長のDavid Perlmutter氏が行った。氏は、今後は、より多くの人がインターネットを利用し、より多くのデバイスが接続されるとし、2015年までには、10億の新しいユーザーがインターネットを利用し、100億のデバイスが接続されることになるとの予測を示した。そして扱われるデータも増えていくとした。それに対応するのが、「Compute Contiuum」(コンピュート・連続体)であるインテルアーキテクチャ(IA)だとした。

Perlmutter氏は、世界初となるSandy Bridgeのウェハを公開

IAは、共通のアーキテクチャの上に共通のエコシステムが作られていくものだという。しかし、この共通アーキテクチャは、他の製品とは違う性能を持っている。それは、Intelの製造技術によるものだ。